制服価格の地域差

今日も屋上でしっかりと遊びました。昨日の雪はほとんどなくなっていましたが、氷を何枚も集めては夢中になる子どもたちです。自転車・ローラースケート・スケートボード・バスケットボール・サッカー・アスレチックと、子どもたちは自分のやりたい遊びに集中します。寒さも吹き飛びますね。

 

さて、ここ数年、制服についての報道が目に付きます。ブランド制服が高すぎる!とか、制服のスタイルを男女問わず生徒に選ばせるところも増えてきました。女子の中には、スカートではなくズボンという選択もあったり、性同一性障害の生徒への配慮もあります。

 

今日は、制服の価格についての話です。男子の学生服価格は、全県の県庁所在地の平均値で見ると、平成22年の3.02万円から令和2年の3.47万円に上がっています。値段が上がるのは、全国的な傾向だそうです。

 

北国や雪国では、厚手の生地や上着が必要なので、高くなる傾向があるようですが、令和2年の富山県4.84万円と福井県2.35万円は、同じ北陸地方でも格差がありますので、気象条件だけが大きな要因でもなさそうです。

 

みなさんが、制服を買った時の事を思い出してください。学校の制服は、長い付き合いのある業者に任せっきりで、価格競争が機能しにくいのも事実です。民間企業の市場原理から考えると、なぁ~なぁ~なところがあるのかもしれません。結局は、保護者の負担が増えることになるのです。

 

しかし、この10年間で制服価格が下がった県が2県あります。山形県と和歌山県です。おそらく、教育委員会の制服にかかわる担当が、価格が高すぎることに疑問を持って動いた結果でしょう。「為せば成る」ですね。

 

義務教育が終わり、自費となる高校教科書も、指定の書店で購入する場合が多いですね。私の次女が高校入学の際に、学校の近くの「教科書の収入があるから、営業努力をしていない本屋」で、教科書を購入しました。選択肢がここしかなかったのです。

 

まだまだ、学校教育の世界には、市場原理から大きく乖離した実態が多くあるのかもしれませんね。全てが問題とは言いませんが、一度、見直しの必要がありますね。