子どもたちへ⑥ 仕事がうまくいく人の行動

我が家のゴールドクレストの木に、この冬もハトが巣を作り、二羽の赤ちゃんが生まれました。過去には、カラスに襲われてしまった悲しいこともありましたが、今朝は2メートル離れたベランダから覗くと、かなり大きく成長しています。無事に巣立つことができそうです。

 

さて、今日の話は、私が仕事を通じて、数えきれないくらいの多くの人たちと出会った経験から、仕事がうまくいく人を見てきました。私も「○○さんのここを盗んで自分のものにしよう」とたくさん泥棒しました。(笑)ただし、マネではなく、自分なりにアレンジすることが大切です。

 

「園長先生は、保育園で仕事をする前に、お菓子の会社に勤務していました。そこで、同じ会社の人や、得意先といって、お仕事をやり取りする会社の人や、ライバルのお菓子の会社の人など、多くの人たちの仕事ぶりを見てきました。その中で、『仕事がうまくいく人』は、どんなやり方をしているのか、5つを伝えます。

 

1つ目は、『好奇心』があることです。様々なものに興味を持って、気になることがあれば、とことん追求するような人は、新しい仕事をどんどん広げていきます。保育園のなかにもこんな仲間がいますね。

 

2つ目は、『やり続ける力』です。大人の言い方だと、持続性があるといいます。これは、運動会やクリスマス発表会で、みんながあきらめないで練習を続けてきたことと同じです。大人になっても、ずっと続けてください。

 

3つ目は、『やわらか頭』です。大人の言い方では、柔軟性といいます。自分の意見を持ちながらも、他の人の意見や新しい視点などを積極的に受け入れて、変化を恐れない態度です。

 

4つ目は、『大丈夫だぁ~と思う心』です。楽観性といいます。新しいことに挑戦しても、なかなか結果が出ない時は不安になりますね。でも、ここで『きっと大丈夫!』と思える人が、難しいことを成功に導きます。

 

5つ目は、『冒険する心』です。みんなが木登りをする時に、てっぺんまで登れるかどうかは、冒険する心が大切ですね。勇気も必要です。仕事でも、失敗するかもしれないと思って、一歩前に踏みださなければ、何も起こりません。ビジネスの世界では、『成功の反対語は、失敗ではなく、挑戦しないこと』とよく言われます。園長先生が、最も得意とするのが『冒険する心』です。でも、冒険してたくさんの失敗をしてきました。でも、その失敗は、次の成功につながる大切な勉強だったと思っています。

 

5つの心を例にあげましたが、これは、仕事をしている人だけのことではなく、学校に行っているあなたたちにも当てはまります。興味を持ったことに、持続的に取り組み、時には周囲の意見を聞いて自分の考えを変える柔軟性も持つ。なかなかうまくいかない時でも、楽観的な気持ちでポジティブにとらえ、時に、思いきって冒険心を持って挑戦する。

 

どうですか・・・覚えておいてください」

 

私たち仕事をしている大人たちの周りには、仕事がうまくいく人が必ずいます。仕事ができる人とはまた少し違います。こんな人は、人間的にも尊敬できる人ですね。冷静に、自分の周りの人を見てください。