子どもたちへ③ 自分の人生に向き合う

今日は大みそかです。この1年間を振り返って、来年はこうしたい!と考えるも良し、もっと大きく、自分の人生に向き合ってもいいですね。まだ、保育園の園児には難しいかもしれませんが、小学校高学年、中学高校生の子どもたちへ、自分の人生に向き合ってみませんか。

 

「学校や塾で友だちは、人生を豊かにしてくれくれる大事なものですが、友だちとすごす時間が長くなることは、いいことばかりではありませんね。みんなと合わせるようになり、自分がしたことがわからなくなります。そして、みんなと一緒だと安心だと思い、自分で考えることをしなくなってしまうこともあります。そうならないために大事なのが、『一人で考える時間を持つこと』です。

 

自分の人生をどう生きていきたいか、それを真剣に考え始めた時が、大人の仲間入りだと思っています。仲の良い友だちと、同じ学校に進み、同じ会社に就職し、一緒に生きていくことはできません。『このままがずっと続く』ということはなく、私たちはどこかで自分の生き方を選択しなければなりません。園長先生も今まで何度も『人生の選択』をしてきました。

 

人生の選択に後悔はないの?と思うかもしれませんね。右を選ぶか左を選ぶか、どちらが正解という選択ではないので、『あの時、違う道を選んでいたら、もっといい結果になったかも?』と思う時もありますが、その時に、とことん考えて自分で決めたことに後悔はありませんね。これが、自分でなくて、人に言われてやったことだったら・・・後悔したかもしれません。

 

あなたが、言うことを聞いたり、ちゃんと勉強していると、大人たちは『いい子だね』とほめてくれます。ほめられるとうれしいので、自分の意見をのみ込んで『いい子』を演じます。まじめな子が陥りがちなことです。しかし、それは、自分の考えや気持ちを大事にしないで、人生の選択を他人に任せてしまっている悪いクセとも言えます。他人が求める『いい子』を演じた結果、大人になって人生が楽しめないかもしれませんね。

 

大切なのは、『自分の人生に責任を持てるのは自分だけだ。自分で自分の人生をつくるんだ』と覚悟を決めることです。もちろん、まだ人生経験の浅いあなたたちが、自分で決められない時は、大人たちからの色々な忠告や助言に耳を傾けてもいいでしょう。しかし、それを受け入れるかどうかは、自分で考えて決めるのです。誰かの言うとおりに生きてもつまらないですよ。自分で決める人生が、幸せな人生だと園長先生は思っています。

 

あなたの人生の主役はあなたです。人任せにしない生き方をして、あなたがどうしたいかを大事にして、自分の人生を進んでください」

 

一人で考えるのには、本を読むことがいいですね。本を読みながら、頭の中でイメージを浮かべて、「自分との対話」「著者との対話」の2つが心の中で生まれます。これを繰り返すことで、自分の人生をじっくりと冷静に考えることができるようになると思っています。

 

今年も、コロナ禍が継続し、不安な気持ちになった方も多かったと思いますが、ほんの小さな事からでも希望を見つけて、前に進んでいきましょう。保育園ホワイトきゃんばすを支えていただいた多くの皆様。そして子どもたち。このブログを読んでいただいた皆様。本当にお世話になりました。よいお年をお過ごしください。

 

さて・・・これから、おやじ園長は、酒でも飲みながらのんびりします。そうだ!酔っぱらうのはダメだけど、ほろ酔いの時は、「自分の人生に向き合う」大切な時間です。(笑)