富士山のヒミツ

保育園の屋上から見える、「日本一の山」、霊峰・富士山・・・やはり、冬の雪景色が一番美しいですね。どろんこ広場から見る富士山は最高です。そんな、富士山のヒミツを今日はいくつか紹介します。

 

3756メートルの富士山頂の県境は、いまだにはっきりしていないそうです。つまり、富士山頂は、静岡県でも山梨県でもないのです。1609年、徳川家康によって、8合目以上が、富士宮浅間大社に寄進されましが、その後明治期に国有化されます。しかし、第二次大戦後、17年という国との長い訴訟ののち、現在は浅間大社の私有地となっています。

 

富士山は、実は宇宙からも見えるそうです。地球の約700キロ上空を周回する国際宇宙ステーションから撮影された写真にも、美しい雪景色の富士山がしっかりとその存在感を現わしているそうです。地球に飛来した宇宙人の目印になっているとかいないとか。

 

今の美しい富士山になったのは、約1万年前のことだそうです。その下には、3つの山が隠れており、40万~70万年の月日を経て、現在の姿になったそうです。つまり、今の富士山は4代目ということです。

 

日本には「ふるさと富士」がたくさんありますね。蝦夷富士(羊蹄山)・津軽富士(岩木山)・会津富士(磐梯山)など、全国各地に点在する「ふるさと富士」の数は、300以上あるといわれています。山容が似ていたり、エリアの最高峰を表す呼び名だったりしますが、私たち日本人の多くが、富士山に対して抱いている畏敬の念が、そう呼ばせるようになったのかもしれませんね。

 

最後に、少し怖い話です。もし富士山が噴火したら?

富士山の噴火は、記録に残っているのが10回で、地質調査によれば180回以上だそうです。直近1707年の宝永大噴火では、約13億トンもの噴出物があり、積もった火山灰は最大3メートルで、農作物など甚大な被害を及ぼしたそうです。もちろん、今後富士山が噴火する可能性は未知数ですが、もし噴火した場合、その被害額は2兆5000億円という試算もあるそうです。

 

実は、屋上で遊ぶ子どもたちは、ほとんど富士山には興味がありません。遊びに夢中だからです。これからは、少しずつ、富士山ウンチクを語っていこうと思っています。(笑)