サンタクロースを信じる

今日は、小学生と年長園児8人を相手に、運動会を行った西文ひろばで鬼ごっこをしました。先日、ある学園ドラマの最終回で、教師と生徒たちが鬼ごっこをするシーンがあったのですが、それを見ていて、何だか、久々に鬼ごっこをしてみたくなっていたのです。

 

「園長先生…鬼ごっこやろう!」の提案に受けて立ちます。童心に戻って、鬼ごっこを楽しむのもいいものですね・・・ただし、問題は息が続きません。50代後半のおやじの体力をあっという間に奪っていきました。(笑)

 

さて、今日はクリスマスですね。土曜日ですので、子どもたちの人数は少なかったですが、全員、無事にサンタクロースからのプレゼントが届いたようです。驚くべきことに、いつも園児の良きお姉さんとして、遊びや小学校のことを教えてくれる小5の卒園児が、サンタクロースの存在を全く疑っていなかったのです。

 

「園長先生。今年は、サンタは来ないと思っていたけど、朝枕のところにこの人形があったんだよ」と見せてくれました。もう、5年生ぐらいになれば、「おまえ何言ってんだよ。サンタクロースなんているわけないだろ・・・あれはな・・・」なんて言う、ネタバレを話す男子がいるものですが・・・こうして、今日の小学生全員が、まだサンタクロースを信じているので、朝の会では、サンタの話で盛り上がります。

 

トナカイのソリで、空を飛んでやって来るというのだから、サンタは人間?それとも宇宙人かな?という話になり、あーだこーだと意見が分かれます。「園長先生はどう思うの?」には、「サンタがソリで空を飛んでいるところは見たことないけど、人間だと思うよ」と言って、地球儀を出します。

 

「ここが、みんながいる日本で、サンタクロースは、こんな遠くのフィンランドと言う国からやって来てるんだ。園長先生も、昔フィンランドのサンタに手紙を出して、ちゃんと返事があったよ。そして、どうやら日本人の中にも一人サンタクロースがいるらしいんだ。世界のいろいろな国に、サンタが住んでいるみたいだよ」

 

「園長先生にもサンタからプレゼントがあった?」と質問が・・・「大人になるとサンタからのプレゼントはなくなるみたいで、園長先生は、もうずっともらっていないなぁ~」と言っておきました。

 

サンタクロースの話は、大人が子どもたちに、夢やワクワク感をいつまでも持ってもらいたいと願う、素敵なウソですね。ただし、子どもへのウソは、この1つだけにしたいものです。(笑)