保育園の6歳女の子。昨日は家に帰ると、おじいちゃんの部屋へ直行し、スマホを借りて、YouTubeを見ています。ママのスマホは、簡単には貸してもらえないので、何でも言うことを聞いてくれるおじいちゃんのところへ・・・(笑)
ほんの10年前までは、こんな光景はなかったのですが、時代の流れは早いですね。子どもたちは、クリスマス発表会のダンスの自宅練習も、ママのスマホのYouTubeです。
さて、学校の教科書も時代の流れで、デジタル教科書の検証に入っているそうです。ところが、現場の先生からは「正直なところ使いにくい」という声があがっているとのこと。
マイナス点は、紙の教科書と同じ物がタブレットに入っているだけで、閲覧性はことごとく劣る。見開きでB4サイズのものをA4程度のタブレットに閉じ込めるので見やすいわけがない。
デジタル教科書推進派は、時代の流れに乗らないといけない。紙の教科書をすべてデジタルにすれば、ランドセルも軽くなるとのこと。しかし、あまり説得力がありません。デジタル至上主義という考えに陥っているようです。
今までの歴史を振り返ると、コペルニクス転回のように、物事が一気に180度かわることは、なかなかありません。ここは、アナログとデジタルを二項対立ととらえるのではなく、それぞれの良さを生かすべく、両方を活用すればいいのです。
紙の教科書をそのままデジタル化したのは、何ともいただけないですね。紙の教科書をベースに、より深く入り込んだ資料などが、タブレットの映像で見ることができるような、そんな使われ方がベストですね。まずは、補助ツールとしてのデジタル教科書が作成されるようにすれば、子どもたちの興味の範囲が広がっていくような気がします。
そして、最終的には、どれを選択するのかは、生徒次第という流れがいいですね。個人的なことですが、私が本を読むときは、多分死ぬまでタブレットで読むことはないと思っています。紙のページをめくる・・・このアナログ感が、本を読むという至福の時間につながるからです。
みなさんの子どもたちの学校でも、デジタル教科書の実証事業が始まると思いますが、ちょっと、親として首を突っ込んでください。