「あついぞ!熊谷」の大温度計

今日は、小学生と年長園児を連れて、上尾の丸山公園に行ってきました。ミニ動物コーナーに2年前に3匹の「カワウソ」がやってきたのですが、しぐさも泣き声も、本当にかわいくて、子どもたちとずっと見入っていました。

 

天体観測施設があって、太陽の黒点観察が予約で埋まっていて見られなかったのが残念ですが、次回のお楽しみとします。

 

さて、埼玉県が誇る老舗地方百貨店にある「大温度計」をご存知ですか。熊谷にある八木橋(やぎはし)百貨店の正面入り口に夏に設置されます。百貨店には、○○西武・○○伊勢丹など、その地名を合わせて、池袋西武、新宿伊勢丹と言いますね。ただし、例外は、日本橋三越とは言わないで「三越本店」です。そして、八木橋も、熊谷八木橋とは言わずに、「八木橋百貨店」と言われることが多いです。

 

だから何?と思うかもしれませんが、それだけ、八木橋は、地元に愛された百貨店なのです。埼玉県民の私も、八木橋をこよなく愛し、営業マン時代も八木橋を担当していたので、裏側もよく知っています。

 

実は、あの「大温度計」は、2007年7月に「あついぞ!熊谷」の街おこしキャンペーンとして設置されたのが最初です。この時、私は八木橋を担当していたでよく覚えています。販売促進部の宮地さんが企画しました。すると、8月16日に、熊谷市で40.9度を記録し、国内最高気温を74年ぶりに更新したのです。大温度計は、わずかデビュー1ケ月で、一気に全国区になったのです。

 

2017年を最後に終了する予定が、お客様の要望で2018年も設置すると、今度は7月23日に41.1度と国内最高気温を更新します。何だか、大温度計が熊谷に「あつい!」を呼び込むようです。そして、今年の5月14日の大温度計の設置日には、メディア18社が取材に来たといいます。こうなると、夏の風物詩ですね。しかも、全国区です。

 

この大温度計を企画した宮地さんは、数々のヒット企画を生み出しているのですが、大好きなビートルズから「常識」にとらわれない姿勢を学んだそうです。そして、「常識と非常識の境目くらいが、最もヒットする」と言います。

 

どうですか・・・「常識と非常識の境目」というのは、なるほど頷けますね。マーケティングや企画を担当している人には、このモノサシは、有効かもしれませんね。