高校野球「昔ながら」脱却

今日のお昼寝ねタイムは、年長園児と卒園児の小学生を連れて、図書館にいきました。年長園児の中で、初めての図書館が2名です。さっそく、「この本読みたい」と何冊かの本をかりました。小学校には、図書室があります。できれば、本を読む習慣がつくとうれしいですね。

 

今日は、高校野球の話です。「昔ながら」の高校野球といえば、PL学園や松坂大輔の連投などを思い浮かべます。前の会社では、必ず夏の甲子園の準決勝から決勝戦まで、甲子園球場の外野席で観戦するマニアがいました。女性ですが、彼女は「同じ野球でも、高校野球は違うの!」と言います。

 

そんな高校野球が、転換期を迎えています。高野連の会長も新たに選出されました。近年の高校野球を巡る動きは、初の女性理事が選出されたり、延長13回以降は無死1・2塁から始めるタイブレイク制が導入されたり、1週間500球の投球数制限が決定したりと、「大学・プロで活躍できるよう配慮する」ような流れになっています。

 

あの松坂大輔投手も、こういった環境だったなら、まだ現役を続けられたかもしれませんね。

 

雨天中止での再試合も、選手に負担がかかっています。この夏の大会では、大阪桐蔭(大阪)と東海大菅生(西東京)の試合は、土砂降りの中、8回表で打ち切られるまで続行し、結局、中止の再試合となりました。これを7回終了前に雨などで打ち切られた場合、その場面からの再試合が検討されているようです。

 

実は、私の母校が、甲子園で試合途中の雨天中止の再試合を経験したことがあります。勝っていたのに、再試合で負けたのです。昔ながらの応援スタイルでしたので、私はアルプススタンドで、雨の中制服をビショビショにしながら応援していました。そして、風邪を引きました。(笑)

 

少子化の影響が大きいですが、高校の硬式野球部員は、2014年度の17万300人をピークに減り続け、2021年度は13万4200人になりました。夏の甲子園の地方大会の参加校も激減しています。

 

野球道具への金銭的負担や、今でも丸刈りが主流で精神論的な指導や厳しい上下関係も敬遠される一因と見られてますね。

 

大谷翔平選手も松井秀喜選手もイチロー選手だって、高校球児です。東京五輪で金メダルを獲得した侍ジャパンのような、強いチームの原点は、高校野球にあります。

 

これからの高校野球は、「昔ながら」を脱却しながら、成長してもらいたいですね。新庄ビッグボスみたいなキャラクターの選手が普通に認められる組織に変わらなければ・・・ですね。