今日も、年少3歳の女の子が、自転車に乗れるようになりました。補助付自転車をかなりのスピードでこぐことができるのに、補助なし自転車に乗ると、固まって足が動かなくなっていたのですが、今日は、少しの勇気を絞り出して頑張りました。ママに、自転車免許証を見せると、「目がテン」です。「本当にうちの子が乗れたんですか?」と、喜びよりも驚きでした。「ちゃんと、勇気を出して、頑張りましたよ」と答えます。
さて、日本語は不思議なもので、縦でも横でも読めることができます。ネットの画面では、このブログのように、横書きが主流ですが、紙の世界では縦書きも健在です。
旅行誌を例にすると、海外旅行のバイブル「地球の歩き方」シリーズは、すべて横書きです。その理由は、「欧文などの現地語やカタカナ表記が多いため、横書きのほうがストレスなく読める」からです。
国内旅行の「まっぷる」は、横書きも縦書きも両方あります。縦書きにこだわる理由は、「旅情をかき立てるという目的からすると、縦書きの方が、誌面の構成上、落ち着いた雰囲気を作りやすいんです。五・七・五の短歌の横書きはありえないし、金閣寺の紹介も横書きはあり得ません」といいます。どうやら「和のテイスト」を醸すのなら縦書きがいいようです。
しかしながら、世の中は、どんどん横書きの比率が高くなっています。「気分的にも、文章を書きたくないとき、横書きのほうが書けてしまうのに、縦書きだと『さあこれから本を書くぞ』という感じになって、身構えてしまう。横書きだと、アイデアをそのままダラダラ書くような感じで、心理的なハードルが下がるんです」という作家もいます。
でも、文庫本を読むときに、あのクリーム色がかかった紙に、昔ながらの明朝体で印刷されている縦書きの文字を読むのは、大げさかもしれませんが、至福のひとときと思う時があります。特に、私のような昭和世代には・・・(笑)
保育園の子どもたちが、大人になる頃は、横書きが99%くらいになっているかもしれませんが、横書きも縦書きも上手に使い分けるのも、日本人の持つ「わびさび」かもしれませんね。違うかな?