学校外の活動

今日は、朝まで降っていた雨の影響で、屋上のどろんこ広場には水がたまり、まさにどろんこ遊びができるようなドロドロの状況になっていました。子どもたちは、それを見逃しません。長ぐつで登園した園児が多かったので、最高の泥遊びができました。長ぐつの中まで水浸し・・・上着も泥だらけです。子どもたちが大いに楽しんだので、これで良しです。(笑)

 

さて、ここ数年学校でよく使われるフレーズに「学校・家庭・地域の連携」があります。子どもの居場所は多い方がいい。学校という同じ場所の決まりきった人間関係や集団の中で似たようなことを言われ続けるよりも、いろいろな場所で多様な価値観に触れる方が、子どもたちにとって、いいに決まっています。

 

しかし、日本の子どもたちは、学校で過ごす時間が多すぎるというデータがあります。

 

最近の国際調査によると、日本の高校生の6割が「部活動に積極的に参加している」で、学校外で趣味などの活動をしたという生徒は37.6%です。

 

アメリカでは、部活26.2%、趣味などの学校外活動は67.1%と日本の倍近い数字です。隣りの国の韓国では、部活は41.3%と高いですが、学校外活動は54.5%と日本よりもはるかに上です。

 

学校外の活動には、自然保護・社会福祉・町おこしなどの活動も含まれます。ボランティア活動もそうですね。そこでは、学校外での人間関係が構築されます。日本の高校生は、生徒の放課後や休日が「学校依存型」であることが分かります。

 

違いを理解し、多様な価値観に触れよう・・・と言うには、同じ環境の人間関係ばかりではうまくいきませんね。「ここでなら自分を出せる、認められる」という思いが、子どもたちの自尊心にもつながります。

 

社会全体で子どもを育てる・・・日本の学校は、もっとスリム化しないといけないですね。