校則に対する考え

いよいよ今週末の「運動会」に向けて追い込み練習となります。今日は、30度近い夏日の中、寺子屋園児が汗をかきながら、熱く頑張っています。明日からは、0~2歳児を含めた全体練習が始まります。天気予報は雨ですが、ここは、今週出来ることを一生懸命やって、本番で子どもたちの頑張りを引き出します。

 

さて、日本の中学や高校の「校則」については、「ブラック校則(拘束)」とここ数年、揶揄されるようになり、改善された学校も多いと思っています。

 

しかし、令和3年の高校生の資料です。「校則は自分たちの意見(意向)を反映しているか」と尋ねると、日本は「反映していない」と答える高校生が、32.1%もあり、他国と比較しても高い数値となっています。ちなみに、中国は14.5%と意外に低く、アメリカは18.3%、韓国では26.1%という数字です。

 

日本では、ブラック校則が問題視されるようになると、表向きには生徒の意見を募っている学校もあるようですが、教師に面と向かってモノ申すのは、なかなか勇気がいります。

兵庫県の川西市では、利害関係のない第三者(オンブズマン)が生徒の意見を聴取しているようで、これなどは、なかなかの妙案ですね。

 

こんな仕組みがない学校なら、内容の是非を生徒会での投票にかけてもいいですね。大切なことは、生徒に「良くないところは、自分たちの手で変えられる」という認識を持たせることです。これは、生徒たちがやがて大人になり、社会に出てから必要な力となります。

 

学校の先生は、「何言ってんだ!これは校則だから守りなさい」ではなくて、「じゃぁ~君たちで考える校則を作ってみなさい」とするほうが、実社会を生き抜くための訓練となりますね。どうですか・・・「校則を変えてみなさい」は、良い教材になりませんか。