緊急事態宣言が解除されて、この週末は多くの観光スポットで、人出が戻ってきたようですね。今まで散々苦しんでいた宿泊施設やお土産さんに、少しでも光が見えてきて、利用者も楽しい時間を過ごす・・・今は、素直に、私たちの生活が少しずつ元気になっていくことを喜びたいですね。
さて、今日は筒香嘉智(つつごうよしとも)選手の話です。昨年から大リーグに挑戦していたものの、成績不振でレイズ・ドジャースと2度も自由契約となります。日本球界復帰もささやかれました。それは、筒香選手はDeNAで2016年に44本塁打、110打点で2冠王となり、侍ジャパンでも4番を務めまる実力者だからです。
しかし、筒香選手は大リーグでプレーすることがプロ入り前からの夢だったそうです。もともと器用ではなく、高卒プロ5年目で、ようやくレギュラーに定着します。天才型でなく、こつこつ積み重ねるタイプが筒香選手なのです。
大リーグでも、パイレーツに移籍後に、打率もホームランも打点も驚異的な数字を残しています。筒香選手が劇的に変化した理由は、結果を出そうとフォームを崩していたことと、日本の投手と米国の投手では打者がタイミングを取る際の『間』がまったく違うので対応に時間がかかったが、打席を重ねることで対応できるようになったというのが、専門家の見方です。
私の大学の後輩が、横浜DeNAベイスターズの大ファンで、広島まで応援に駆けつけたときに、たまたま同じホテルで、当時の中畑監督とサウナで一緒になったそうです。野球談議の中で、まだレギュラーに定着していなかった筒香選手について、「筒香は、凄い打者になるぞ!あいつの打撃センスは抜群だよ」と熱く語ったそうです。
今年の大リーグは、世界のスーパースター大谷選手の話題で持ちきりですが、筒香選手に少しだけ目を向けてみませんか。「努力は裏切らない」というベタなセリフがぴったりです。