秋分の日、朝から暑い!お墓参りに行く人も、熱中症に注意!という感じですね。さて、今日は車酔いの話です。みなさんは、車酔いをしたことがありますか。私は、ほぼ大丈夫ですが、車の中では本は読めません。電車なら大丈夫なのに不思議です。
車酔いになりやすい人は、年齢で見ると小学校高学年ぐらいから酔う人が増えてきて、中学・高校でピークに達するそうです。男女別で見ると、圧倒的に女性の方が多いそうで、55%の女性が車酔いの経験があるというデータもあります。男性は33%です。
車酔いの症状はすべて自律神経の異常な興奮によって引き起こされるため、自律神経が不安定になる思春期は酔いやすい傾向にあり、大人になっても酔う人は、精神的ストレスで自律神経が乱れている可能性もあるそうです。
具体的に説明しますと、目から入る情報とバランスをつかさどる耳の三半規管が感知する加速度の情報にずれが生じます。この情報を脳の海馬(かいば)が、過去の情報と照らし合わせ、不快と判断すると、自律神経が異常に興奮し車酔いになります。顔面蒼白・冷や汗・唾液分泌・血圧変動・むかつき・嘔吐などが、車酔いの症状です。
そうだったのか!ですね。車の中で本を読むと、視線は本に固定される一方で、三半規管は「今は車が動いている」という情報を脳に伝えます。目からの情報と耳からの情報にずれが生じ、脳が「このずれは不快だ!」と判断すると自律神経が興奮して車酔いになるというわけです。
よく、運転手は酔わないと言いますね。これは、自分が運転しているときは自分の思ったとおりに風景が動き、回転や加速の予測ができるので、情報のずれが生じないというわけです。
では、どうすれば車酔いを防ぐことができるか・・・窓を開けて風をあびるとか、色々ありますが、市販の酔い止め薬を積極的に活用することもありというのが医者の見解だそうです。私も初めて車酔いのメカニズムがわかりました。(笑)