昨夜は、十五夜でしたね。さいたま市では、雲の切れ目から、はっきりと満月を見ることができました。久しぶりに、空をしばらく眺めていました。こうして、満月をじっくりと見るのは、サマーキャンプで天体観測をした時以来です。いけませんね。天気が良くて雲がない夜には、じっと夜空を観察する余裕が欲しいものです。ほんの1分でもいいですね。
保育園の子どもたちは、「まん丸のお月様見た!」と言う園児もあれば、「お団子食べたんだよ」と、食べることが一番の園児もいます。(笑)
さて、中学・高校時代に「自分は○○がしたい。○○になりたい」と明確なビジョンを描ける若者は少ないでしょうが、漠然と、総合高校・大学に行くのではなく、やりたいことがある生徒にとっては、専門高校のメリットを生かす道があります。
令和初の都立高校「赤羽北桜高校」が、この4月に開校し、1期生となる1年生142人が入学しました。この高校は、総合高校ではなく、専門分野の3科を併せ持っています。
幼児教育・保育系や栄養・健康系の上級学校への進学を目指す「保育・栄養科」に、卒業と同時に調理師の資格の取れる「調理科」、介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができる「介護福祉科」の3科が専門分野となります。
料理の世界で生きていくのであれば、高校卒業と同時に調理師資格を取り、自分が進みたい分野の店舗などで修業を積むことが、夢への第一歩ですね。
介護福祉士の資格は、2016年から国家試験を合格しないと与えられません。受験条件は、3年以上の介護現場での実務経験が必要で、大学卒であっても、すぐに試験を受けて資格がとれるものではないのです。
例え、将来の仕事に直接的につながらなかったとしても、浅く広くではなく、専門分野をより深掘りして学ぶ経験は、必ず人生の支えになりますね。
赤羽北桜高校が目指しているのは、3年間の専門的な学びを通して、困難な課題にも自ら向き合い、他者と協働して課題解決を図り、周りの人も幸せにすることができる生徒の育成です。
今日は、高校生の話をしましたが、大人の私たちだって、何歳になっても新たな専門分野を深く学ぶことだって可能です。自分次第ですね。有名な話ですが、ケンタッキー・フライド・チキンの創業者、カーネルサンダースさんは、65歳でKFCを立ち上げたのです。人生いろいろですが、学ぶことは続けたいですね。