言葉は「力」にも「刃」にもなる

土曜日、菓子問屋に小学生を連れて、秋まつりの追加の景品を買いに行ったのですが、そこで、プラスチックのおもちゃの刀を小学生が見つけてしまいました。週末は、あの「鬼滅の刃」が、テレビで放映されるので、子どもたちの遊びに、赤と黄の2本を購入しました。

 

しかし、想定内でしたが、ものの1日で、黄色の刀は折れてしまい、テープで補強します。そして、今日は、月曜日ですので多くの園児が、交代で遊びます。4歳男の子が、刀を壁に切りつけて、見事に赤い刀の先端が割れてしまいました。

 

こうなると、ガムテープで刀のすべてをグルグル巻きにし、すでに刀の原型をとどめていませんが、それでも、子どもたちの「水の呼吸・・・三の型・・・」が続きます。(笑)

 

さて、今日は「言葉」について考えます。

 

先日の東京2020オリンピック・パラリンピックで、熱戦を終えた選手たちは口々に「感謝」の言葉を述べていましたね。コロナ禍という不安な状況、ハードな練習やモチベーションの維持など、様々な思いが交錯したことでしょう。その言葉には、重みがあって感動を覚えました。

 

一方、SNSでの誹謗中傷に苦しめられた選手も少なくなかったと聞きます。書き込みは瞬時に拡散します。SNSは、便利な反面、デジタル入力の特性や匿名性の高さから、吟味しないまま発せられる言葉や不確かな情報もあります。

 

アスリートたちが残した言葉は、私たちにとっては「力」となりましたが、SNSの無責任な言葉は、「刃」にもなり得ますね。

 

子どもたちは、学校で「国語」の時間のみならず、あらゆる時間で、「言葉」を学んでいます。しかし、子どもたちの世界でもスマホやタブレットは生活必需品になりつつあります。教育現場では、1人に1台のタブレットの時代にすでに入っています。

 

言葉の持つ「力と刃」について、もっと具体的に指導する必要が出てきました。アクティブラーニングの議題にもぴったりですね。

 

もちろん・・・東京2020オリンピック・パラリンピックでは、「お疲れ様」「ありがとう」の言葉が飛び交い、海外の選手たちからもたくさんの「ARIGATO」がSNSに投稿されました。「言葉」は、「力」でありたいですね。