将来働くこと「楽しみ」

今日のプールは、「スイカ割り」をしました。もちろん、ファームで収穫したスイカです。小玉スイカなので、3つ並べて「まっすぐ・・・右・・・左・・・そこだ!叩け!」といった感じで、目隠しをした子どもたちが、スイカ割りを楽しみました。

 

小さい園児は、目隠しなしですが、力が弱いので、ヒットしてもスイカは割れません。結局、スイカは、子どもたちに割られることなく無事でした。そして、子どもたちの楽しみは、スイカを食べることです。包丁で割って、おいしくいただきました。おかわりもできて、スイカの種は、ペッと吐き出してモグモグ・・・かなり贅沢な屋上プールとなったのです。

 

さて、民間企業で24年間勤務したおやじ園長は、保育園では、仕事の話や「働くことは楽しいんだよ~」と、よく子どもたちに話をしています。子どもたちには、大人になって役に立つ人間になってもらいたいので、「自分で考えて自分で答えを出せる」アプローチにこだわっています。

 

就職情報誌「アイデム」の調査によると、親の働く姿を見たことがある子どもは、そうでない子どもと比べて、将来働くことを楽しみにしている割合が高いことがわかったそうです。

 

コロナ禍で、リモートとはいえ、親の働く姿を見たことがある子どもが増えていることも、ここ1、2年の傾向です。将来働くことを楽しみに感じているかと子どもに尋ねたところ、「どちらかと言えば」も含めて「楽しみ」と回答したのは69.7%になったそうです。

 

親の働く姿を見たことがある子どもは、父親の姿では6.9ポイント、母親の姿では11.6ポイントも、それぞれ「見たことはない」子どもと比べて「楽しみ」の回答が上回っています。

 

調査担当者は、「コロナ禍で在宅勤務の導入が進み、親の働く姿を目にする機会が増えた。一番身近な大人である親の働く姿を見て、子どものキャリア観が育成される可能性が高い」と分析します。親の仕事を見て、「家族のためにお金を稼ぐことは大変なんだと思った」と答えた子は、76.4%と最も多かったそうです。

 

子どもにとって、「働くこと」は、お金を稼ぐこと・・・からスタートするのでしょうが、それだけではない、様々な考えや、「楽しく仕事をするにはどうする?」と、仕事にかかわる親子の会話をたくさんしてほしいですね。