保育園のアイドルとなりつつある「カタツムリ」ですが、知らぬ間に飼育ケースから脱走してしまいました。「どこにいった?ピアノの裏に逃げてしまったかな?乾燥したら死んじゃうよ~」と、子どもたちも大騒ぎで、なかなか見つかりません。しかし「いたよ!」と職員が、園児のロッカーに隠れているところを見つけました。子どもたちも安堵です。
さて、東京五輪の開幕がせまってきましたが、今回のオリンピックのテーマは「ジェンダー平等の推進」「多様性と調和」です。日本代表も583選手のうち、女子は史上最多の277人となり、外国出身の親を持つ選手などバックグラウンドも多彩です。オリンピックの理念を象徴するかのような顔ぶれですね。
そもそも夏季五輪に初めて女子選手が参加したのは1900年パリ大会だそうです。全選手997人のうちわずか22人でした。1964年の東京大会大会では、女子は全体の13.2%で、その後は、女子の構成比が上がっていきます。今回の東京五輪では、過去最高となる全体の48.8%の女性参加が見込まれているそうです。
そんな中で、今日は二人のママアスリートにエールを送ります。まずは、36歳バレーボール日本代表の主将「荒木絵里香」さんです。彼女は、北京大会から4大会連続の代表となり、2012年のロンドン五輪後に女の子が生まれました。
荒木さんは、娘と離れて暮らす日々はつらく、今も「乗り越えられてはいない」といいます。それでも、「やりきりたい思いを応援してくれているから、中途半端なことはできない」と、覚悟を決めます。中田久美監督も「ママさんプレーヤーとして、これからのバレーボール界の新しいロールモデルとして、彼女には頑張ってもらいたい」と期待を寄せます。
もう一人は、陸上女子100メートル障害で、自身の日本記録を2度にわたり更新。ママアスリートとして育児と競技を両立させながら、念願の東京五輪にたどり着いた、31歳の「寺田明日香」さんです。
彼女は、2012年ロンドン五輪出場を逃し、重圧から逃れるように競技から一度退いたのです。その後、7人制ラグビー転向を経て、3年前に復帰を表明しました。以前と違うのは、夫と6歳の娘さんに支えられ「五輪は家族全員の夢」と思えたことです。背負うものが増えたのに、悲壮感はなくなったと言います。この競技には、世界の強豪がひしめいているので、「決勝が目標。国立競技場で走る姿を少しでも娘が覚えていてくれたらうれしい」とのことです。
ほんの少し前までは、日本で、ママアスリートなんて、信じられなかったのが現実です。社会の理解も追いついていなかったのかもしれません。
さぁ~東京オリンピックを楽しむテーマは山ほどありますが、「ママアスリートの頑張り」に注目したいですね。