今日は、卒園児6名を連れて、近くの室内プールへ行って、園長の水泳教室を行いました。小学生の学校でのプールは、6月に始まっています。子どもたちがよく口にするワードが「地獄のシャワー」です。そうです、小学校のプールでは温水のシャワーがありません。今日は、「シャワーがあったかい!」とつぶやくシーンからスタートです。(笑)
「小学校のプールで、クロールの練習をしているけど、息継ぎができない」「背泳ぎの練習がしたい」という子から、ビート板でバタ足の練習・・・水が苦手なので、歩きながら前に進む子まで、それぞれのレベルに合わせて練習をします。ざっと1時間、黙々と練習が進みました。チームで練習すると頑張るのが子どもたちの行動パターンです。
さて、コロナ禍の学校や塾の休校を経て、オンラインでの動画を使った授業に関心が高まっていますが、今から10年前に、このジャンルの先駆者といわれる教育系YouTuberが、葉一(はいち)さんです。動画授業「とある男が授業をしてみた」は、2012年から配信を開始し、わかりやすいと中高生を中心に口コミで広がり、今ではチャンネル登録者数は約147万人、動画の再生回数は4億回を突破するそうです。葉一さんは、過去に塾講師をしていました。
「生活を切り詰めて塾に通っていたり、夏期講習は通えなかったりする生徒が思った以上にいました。親の所得格差で子どもたちの学びの選択肢を狭めていることに、僕はどうしても納得できませんでした。学びたい子が無料で勉強できる場所をつくれないかと塾を退社し、たどりついたのがYouTubeです」と語ります。
私たちは、ついついコロナ禍だから、動画配信で勉強すると思いがちですが、塾に行けない子どもたちのために、先生に気軽に質問ができない子どもたちのために、授業動画の役割があるのです。
葉一さんの動画の最大の特徴は、すべて教科書に沿って作られていることです。なぜ、教科書をまるまる一冊解説することにこだわったのか。「子どもたちがどこでつまずくかは、本当にバラバラ。だからこそ、どこでつまずいても絶対に支えられる、動画を見た子どもたちに疑問を残さないコンテンツをつくりたかったんです」と語ります。
土曜日に保育園に通う卒園児は、家・学校・学童などの他に、ホワイトきゃんばすが居場所になっているのですが、学びの場としても、学校という公教育の場・塾に続く「第三の学びの場」として授業動画が増えていくことでしょう。
どうですか・・・子どもと一緒に、覗いてみませんか。「とある男が授業をしてみた」なかなかわかりやすいです。