今日は、子どもたちが作った父の日のプレゼントをおうちに持って帰りました。今年の作品は、キーホルダーです。パパの似顔絵を描いて、オーブントースターであたためると、ちょうど、キーホルダーのサイズに縮みます。私だったら、鞄などに自慢げにつけるほど、嬉しい作品に出来上がりました。パパたちの喜ぶ顔が浮かびます。
さて、今日は、少年犯罪の話です。令和元年のデータですが、刑法犯で検挙・補導された10代少年は2万4560人だったそうです。うち2割が16歳となっています。毎年、16歳が最も多いそうで、高校受験が終わって暇ができたことや、希望の高校に入れなかったことによる地位不満といった理由と警察は説明します。
しかし、犯罪の内容によって、ピーク年齢は違っているようです。例えば、殺人では19歳が3割で一番高く、強盗と強制性交は17歳が最多で、放火は14歳以下の低年齢の割合が多くなります。
さらに見ていくと、暴行は、第二次反抗期の盛りの13歳がピークで、詐欺は、SNSを介して特殊詐欺の受け子として、18歳・19歳の年長少年が多いそうです。わいせつ行為は、13歳以上なら全般的に発生していますが、異性への関心が高まる頃に起きやすく、13歳・14歳が一番多いそうです。性欲のはけ口を幼児に向けてしまうこともあります。
こう考えると、非行は年齢現象であり、子どもの危機は、各ステージで起きる身体発達や、遭遇するライフイベント(受験など)に影響されることが分かります。
ここで、AIの登場です。令和元年の2万4560件だけでなく、過去の膨大なデータを分析することで、犯罪危機の年齢リストができますね。この手の作業は、AIならお手のものでしょう。
そして、AIが取りまとめたデータを人の手で分かりやすくまとめる作業を中学、高校生に、例えば授業でやってもらうのも、犯罪防止策としては、有効かもしれません。中には悲惨な犯罪もたくさんあるでしょうが、現実を受けとめて、少年犯罪が減少することを期待したいですね。