立ち机で授業が変わる!?

今日の屋上遊びは、美味しいものいっぱいです。まずは、切られずに残ったビワの木の収穫です。子どもたちが、木登りで遊んでいたので、全部で40個くらいの実で、例年よりも少ないですが、1人1個味わって食べました。

 

そして、先週ジャガイモ掘りをしたので、そろそろ、食べ頃になった「男爵イモ」を茹でて食べました。シンプルに塩をかけて食べたのですが、「甘~い!」「ホクホクして美味しい!」「もう1個たべていい?」など、あっという間に、ほくほくの男爵イモを食べました。そして、昨日初収穫のミニトマトも食べて・・・子どもたちは、最高の贅沢を満喫したのです。

 

まだまだ、じゃがいもは、園児のお土産分と給食分と屋上で食べる分としっかりあります。そして、今年は、インゲン豆も、とれたて&ゆでたてをマヨネーズで食べようかと思っています。じゃがいもと違って、子どもたちには、好き嫌いがある野菜ですが、屋上では食べられるという不思議なことが起きるのです。

 

さて、立ち机(スタンディング・デスク」をご存知ですか。椅子を使わないで、立った状態で読み書きなどの作業を行う机です。高さのある机ですね。今では、ニトリ・イケアなどの有名家具店などでも普通に売られています。

 

企業などが、このスタンディング・デスクを職場の一部に利用するなど、普及が進んでいるそうです。

 

アメリカでは、学校でも導入が進んでいるそうで、子どもの肥満や生活習慣病への対応で、カロリー消費や健康増進につながるだけでなく、私語や教室内の立ち歩きが減るなどの効果が表れたそうです。

 

それなら日本でも・・・とは簡単にはいきませんね。昨日のブログで話をした「大日向小学校」では、黒板がないことだけで、普通の保護者は大騒ぎです。みんな同じ形のイスと机をスタンディング・デスクに変えることなど、日本の教育現場には、まだ違和感という壁がありますね。

 

ある研究チームでは、スタンディング・デスクを導入すると、授業中に集中する時間が大体1割程度伸びるという結果が出ています。5時間授業なら30分です。つまり、1日に30分、子どもたちの勉強時間が増えるのと同じ効果があると考えると、1年間で100時間にもなります。

 

詳しいデータがとれていませんが、日本の公立小学校で、スタンディング・デスクが導入されているのは、わずか2校だそうで、中学校でもまだまだ普及していないのが現実です。

 

スタンディング・デスク導入で、運動不足や眠気防止だけでなく、アクティブラーニング型の授業での、教え合いや話合いでも有効であることは、想像するだけでもピンときますね。

 

昨日のイエナプランのような「理念」ではなく、方法論ですので、なかなか普及しませんが、どこかの自治体が、思いきって導入してくれると、ちゃんとしたデータがとれますね。どこか・・・やらないかな~。