子どもたちの屋上遊びが、広がっています。自転車・生き物のエサやり・木登り・おままごとだけでなく、「カラスノエンドウ」のさや集めが、最近のブームです。野草と言いますが、いわゆる雑草です。5歳女の子が、お皿いっぱいに集めたので「これは、なんていう名前か知っている?」と聞くと、何と「カラスノエンドウです」と答えられたのです。いつ覚えたのか・・・驚きの正解です。
さて、ユニセフから学校募金のポスターが届いたのですが、これまたビックリのタイトルです。
すべての子どもに、▢ を。
どうですか・・・空欄の□には、それぞれが、言葉を入れてくださいという意味です。これが、「しあわせ」とか「えがお」とか、言葉が入っていると、逆に印象に残らないポスターになってしまいますね。
この一年余りの間に、新型コロナウイルスが、国境の隔てを越えて世界中に広がりました。このウイルスは、日本を含めたどの国の子どもたちに対しても、等しく脅威となりました。日本の学校では、「きちんと手を洗おう」を基本行為として、子どもたちは実践してきました。
しかし、「世界の学校の43%に、石けんと水を備えた手洗い設備がない」という事実があることをご存知ですか。正直、コロナ対策以前の問題です。
ユニセフの学校募金のポスターに、あえて□の空欄を設けたのは、私たちへの問いかけでもあるのです。この問いかけは、大人だけでなく日本の子どもたちにも向けられています。この問いを、子どもたちにとって大切な学びの一つにしたいですね。