親の仕事を見せる

保育園のホワイトボードには、様々な職業のイラストが貼ったままになっていますが、子どもたちは、野球・サッカー・ゴルフなどのスポーツ選手や、パティシエ・花屋さんなどに興味を持ちます。

 

しかし、昨年12月のある調査では、小学生男子の志望職の1位は、スポーツ選手ではありません。例年上位に入る学者や博士でもありません。ユーチューバーでもないです。何と、一番は「会社員」だそうです。

 

新型コロナウイルス対策で在宅勤務が増え、親が働く姿を目にするようになったからかもしれませんね。「こうは、なるまい」ではなくて、「自分もこうなりたい」とプラスに子どもたちが思ったのは、少しうれしい気分になります。(笑)

 

子どもにとって、親の仕事を見る機会は、あまりありません。在宅勤務では、テレビ会議で議論する父親の姿や、パソコンを真剣な顔で叩いている母親の姿を子どもはのぞき見していたのでしょう。

 

私が前に勤めていた洋菓子の会社では、夏休みに従業員の子どもを会社に招いて、「プリンを作ろう!教室」を行っていました。子どもは、大好きなプリンを作る楽しみだけでなく、親が働いている姿も見学します。ほとんどの子どもが、「パパの仕事・・・ママの仕事は、かっこいいね!」と思って、帰宅していきます。親子で、仕事についての会話が増えることは、言うまでもありません。

 

どんな仕事でも、子どもたちが「仕事って・・・大変かもしれないけど、楽しく頑張りたいなぁ~」と思えるように、私たち大人は、子どもたちに仕事の話をしたいですね。