この夏に行うサマーキャンプの案内を出しました。昨年は、埼玉県立の研修施設を予定していたのですが、コロナの影響で宿泊が中止となり、やむなくデイキャンプとしました。今年度は、対象を年長園児6名とし、宿泊を伴う計画にしています。
「我が子が、いよいよサマーキャンプをする時がやってきました。親元を離れての初めての宿泊に、親もドキドキです」という保護者のコメントがありました。しかし、サマーキャンプを終えた園児の成長に、保護者は驚くことになることでしょう。
さて、昨年度の公立中の修学旅行のデータがあります。関東・東海・近畿地区の公立中学校を対象として行った調査では、35.2%の学校が修学旅行を中止したそうです。特に、関東地区では、68.4%にもなりました。
修学旅行を行った中学校でも、8割が、訪問先を変更したり、1泊2日または日帰りに短縮したそうです。関東の中学校では、行き先を「関東」は、0.1%から19.3%に増え、「関西」は、90.3%から45.8%へと半減したそうです。関東の中学校の修学旅行先の定番は、「京都・奈良」ですが、予定通りに行った中学校はわずかでした。
今年度は、どうなるか?・・・文科省は、4月1日付で、公私立学校や教育委員会などに対し、本年度の修学旅行は実施することが望ましいとする文書を出しました。感染症問題が深刻化して、当初の予定通りに行えない場合でも、訪問先の変更や日程を短くして「実施に向けての特段の配慮をお願いする」と求めています。
私もそうですが、多くの人が、小中高校の修学旅行を鮮明に覚えていますし、大人になった今でも大切な思い出として残っていますね。大人への成長につながる、大切な通過点と
なる行事の一つと言えます。
私の中学の修学旅行は、定番の「京都・奈良」でしたが、当時としては珍しく、団体でのバス移動ではなく、5人グループでの自由行動です。事前の計画作成やグループのメンバーだけで知らない土地を訪問するわくわく感・・・成長のきっかけにもなった大切な経験でした。
今年度も、コロナの影響は続きますが、子どもたちから修学旅行の経験だけは、奪ってほしくないですね。