日本式教育

昨日は雨で屋上遊びができなかったので、今日は小雨でも「屋上で遊ぶ!」と元気な子どもたちです。小雨でもドロ遊びが大好きです。カメやメダカのエサやりにも夢中です。

 

さて、先日、テレビ番組で、日本の小学校の自分で子ども自ら配膳する給食とクラス全員で掃除をするシーンが、SNS上で世界に配信され、話題になっていることが報じられていました。日本の子どもたちにとっては、当たり前のことが、海外では「なんで!凄い!」となるようです。

 

日本の食文化が評価されたり、「いただきます」「ごちそうさまでした」と礼儀正しく食事をする習慣は、小学校での給食習慣が起因すると言われ、日本の街が、公衆のゴミ箱が少ないにもかかわらず、ゴミが落ちていないのは、小学校での掃除習慣があるからとも言われています。

 

そんな、日本の小学校では当たり前の「日直」「掃除当番」「学級会」「給食当番」などの活動が、最近は海外の学校でも取り入れられているそうです。

 

エジプトでは2018年から日本式教育校を作り、現在は43校あるそうです。将来的には100校まで増やすビジョンがあるとのこと。アブドルファタハ・シン大統領がこの計画を進めていますが、2016年に日本を訪れた時、東京都内の公立校で見た、規律ある学校生活に心を動かされたとのことです。

 

すぐに、日本国内の40~60歳代の校長・教員経験者を招き、すでに、11人が日本式教育校で働いているそうです。

 

「これまで、エジプトの学校では考えられないような、協力して物事を進める力が確実に育っている」「子どもが家の掃除を進んで行うようになった」と、大絶賛です。

 

個人主義が高い国には、日本式の集団生活をベースにした環境が、効果を発揮するのかもしれませんし、日本では、逆に「みんな一緒」でなく「私は○○」という教育が、これから必要になっていきます。それぞれの、良いところを吸収して、バランスよく、子どもたちが成長していければうれしいですね。