令和2年度卒園式

令和2年度の卒園式の朝を迎えました。まだ、子どもたちも保護者も登園していない時間・・・子どもたちが作った、等身大の卒園児のイラストや「そつえんおめでとう」の文字を見つめながら、卒園児6人の顔を思い浮かべます。卒園児にとっては、今日は長い人生の一日に過ぎませんが、大切な節目の日となります。

 

そして、年中・年少園児13名が舞台で待ちながら、卒園児6名が入場し、卒園式が始まりました。卒園証書授与では、年長園児はガチガチの緊張状態です。後ろに座る、年中・年少園児だけが、リラックスしています。(笑)

 

卒園記念品は、国語辞典です。私は、今でも中学高校で使用した、三省堂「新明解国語辞典」が本棚にあります。辞書を引くたびに、言葉に棒線を引いていたので、ページをめくると、かなり汚れていますが、今でも捨てられません。卒園児にも、わからない言葉があれば、すぐに大人に聞くのではなくて、自分で国語辞典を引く習慣をつけてもらいたいという思いが込められています。

 

そして、今年は、「お米」が届きました。保育園の給食で使用している米は、さいたま市西区の農家から、玄米を届けてもらっています。玄米7分磨きの米を子どもたちは食べています。今回は、農家さんからのプレゼントです。先日の「わくわく食育教室」で、年長園児は「おにぎり作り」を経験しました。このお米で、親子で食卓を楽しんでもらいたいですね。

 

卒園児の保育園生活最後のピアニカ演奏が始まりました。「ドレミのうた」です。クリスマス発表会に合わせて、ピアニカの演奏を始めた年長園児ですが、今日の演奏は一番すばらしかったですね。そして、年中・年少園児も一緒に「一年生になったら」を合唱します。「来年は、私が卒園式の主役になるんだ・・・」という顔をしています。

 

今年1年を振り返って、スクリーンの映像に合わせて、子どもたちの掛け合いの声が響きます。「たのしかったどろんこあそび」「まっくろになりました」「がんばったうんどうかい」「さいごまであきらめない」「クリスマスはっぴょうかい」「れんしゅうがんばりました」「たのしかったおくじょうあそび」「いちばんのおもいでです」・・・と、子どもたちの笑顔がいっぱいです。

 

そして、卒園児6名の入園児から現在までのスライドショーにあわせて、主任の先生が、涙を必死に抑えながら語ります。子どもたちも、卒園式までこの映像は秘密にしていましたので、入園時のかわいい写真を見ると、どっと盛り上がります。でも、6人が成長していく映像を見ていると、「よくここまで成長したなぁ~」と感慨深くなりますね。主任の先生は、卒園児の映像を見ながらナレーションをおうちで考えている時に、すでに大泣きしていたようです。

 

こうして、卒園児6名をまん中に、しっとりとした時間が過ぎていきます。卒園式も後半へ進んでいきます。

 

つづきは、明日・・・。