わくわく食育教室

首都圏での緊急事態宣言が解除されて、今日は、延期になっていた「わくわく食育教室」を行うことができました。保育園の近くにある公民館の広い調理室を使います。公民館も緊急事態宣言中は、休館していたのです。

 

毎年9月に保護者と個人面談を行っています。管理栄養士として以前小学校の教員だったママと、食育につながる活動についての話をしたのですが、いよいよ実現しました。

 

年長園児6名が参加します。まずは、「かっぽうぎ」に着がえます。小学生になったら、給食当番のユニホームです。髪の毛もしっかりと帽子の中に入れます。子どもたちのワクワク感がひしひしと伝わってきます。

 

今日のテーマは「ごはんを炊いて おにぎりを作ろう!」です。先生は、6歳男の子のママです。

 

まずは、「お米」の勉強です。田んぼと畑の違いを考えたり、田んぼの写真を見ながら、稲が伸びていく姿を確認します。そして、本物の稲穂を手に取って、お米を一粒むいてみます。中から出てくるのが玄米です。玄米と白米を比較します。

 

次に、米を研いで、いよいよ、ごはんを炊くのですが、耐熱のガラス鍋を使います。沸騰して、米がぐつぐつする姿を見ながら、子どもたちは「お米がダンスしている!」と不思議そうに見つめます。そして、ごはんの匂いがしてくると「お腹すいた!」と6歳女の子が叫びます。(笑)

 

次は、炊き上がったごはんで、おにぎりを作ります。おかかしょうゆとサケおにぎりです。最初は、三角おにぎりで、次は、自分の好きな形にチャレンジです。ハート型おにぎりを作る園児もいました。

 

こうして、自分が作ったおにぎりと、先生がカツオからダシを取って作った野菜たっぷりの味噌汁と一緒に「いただきま~す」です。おにぎり2つでは足りなくて、全員2つ追加です。(笑)

 

ごちそうさまの後は、ちゃんと食器を洗うところまで頑張ります。子どもたちの感想は、「おいしかった!」の他に、お米がごはんになるまでの過程が、不思議だったようです。

 

今日の6人の中には、普段からママの料理のお手伝いをする園児もいますが、きちんと、料理をするのは初めての園児ばかりです。食べることに興味を持ち、感謝の気持ちが育まれたらうれしいですね。

 

令和3年度に入って、この取組みは続きます。子どもたちの挑戦をビデオで撮影していますので、多くの保護者に見てもらおうと思っています。お楽しみに!