リーダーシップの旅

今週末の卒園式では、恒例の「卒園児のスライドショー」で、入園当時の写真から現在に至るまでの成長を振り返るのですが、今日は、膨大な過去の写真の中から、6人の卒園児の写真をチョイスしていました。ずっとパソコンの画面を見続けていたので、目が疲れます・・・(笑)

 

ベビーの頃から保育園に通う園児がいますので、平成27年まで戻ります。それぞれの時代の子どもたちを見ていると、本当に大きくなったなぁ~成長したなぁ~と見入ってしまうので、なかなか作業が進まないのですが、こうして、1年1度、保育園での過去の取組みを棚卸して、次年度につなげるいい機会になっています。

 

卒園児のどんな過去が登場するのか・・・卒園式でのお楽しみです。

 

さて、そんな6人の卒園児には、小学校入学と共に、新たな「リーダーシップの旅」に出てもらいます。園長は、6人全員にリーダーシップを発揮してほしいと思っています。ここで言うリーダーとは、会社の社長や部長ではなく、組織や強制力によらないで人を動かし、何かを表現できる人です。

 

「俺についてこい!」的な、声の大きい人になってもらいたいわけではありません。ここで問題です。「桃太郎は、いつリーダーになったのでしょうか?」

 

桃太郎は一人で鬼退治に出発し、途中で犬・猿・キジを従えて、鬼ヶ島で鬼を征伐し、宝物を持って帰ります。彼が、鬼退治という夢を抱かなかったり、途中で犬・猿・キジに見放されたり、鬼に負けたりしたら、後世に残るリーダーにはなれなかったはずです。桃太郎は、旅の中で試練を経験しながらリーダーになっていったのです。

 

卒園児6名も、4月から試練の旅に出ます。そこで、夢を持ったり、仲間と出会ったり、人のために役に立ったり・・・もちろん、たくさんの失敗を経験して、リーダーシップを発揮してもらいたいですね。

 

私の考えるリーダーとは、「リーダー=影響力」です。組織の長や、立場あるポジションになくても、他の人に影響力を与えるような、そんな人になってもらいたいですね。