今日も屋上では、それぞれの園児が自分がやりたい遊びに取り組んでいます。ファームには、野草のホトケノザの紫色の花や菜の花を集めて、子どもたちが歩き回ります。そして、一番人気は、「木登り」です。ビワの木の一番てっぺんを狙うべく、子どもたちが競うように木登りを楽しんでいます。
そして、今日一番のヒット作品は・・・アスレチックの橋渡りに使う板を利用して、ベンチを作った5歳女の子・・・みんなをそのベンチに座らせて、大満足の笑顔です。今日は、少し風が強かったのですが、これから、春に向けて、ますます屋上遊びが充実していきます。「啓蟄」も過ぎたので、生き物たちも登場します。楽しみですね。
さて、今日はローカル線の話です。ローカル線を使用して、のんびりと「呑み鉄」旅を楽しむ私ですが、ローカル鉄道は、存続の瀬戸際にあります。コロナ禍では、JR東日本などの大手も赤字に追い込まれていますが、ローカル鉄道は、会社の存続が危ぶまれます。
日本のローカル鉄道は、主に地方路線で、総延長は3765.9キロメートルに及びます。中小私鉄や第3セクターの計95社が運行しています。人口減少や自家用車の普及で多くが経営危機に陥り、2000年以降、全国で44路線約1000キロメートルが廃線になりました。この距離は、東京竹芝桟橋から小笠原の父島までの距離と同じです。
地域住民の足としての存続が難しいために、観光に活路を見いだす路線が増えていて、SLやトロッコ列車などの観光列車などは、訪日外国人にも人気があります。
そんな中で、千葉県にある全長わずか6.4キロの銚子電鉄が、「線路の石を売ればいいじゃないか。石なら賞味期限もないぞ」ということで、「線路の石」を売り出したそうです。線路には、昔から使われていた丸い玉砂利が敷かれていて、それを3缶1500円で販売したところ、250セットが早々に完売。この取組みは、他のローカル線にも広がり、「線路の石」は、今やヒット商品となっているそうです。
銚子電鉄のユニークな取組みは有名で、本業よりも稼ぐのが「ぬれ煎餅」の販売です。そして、「経営がまずい」を逆手にとって、うまい棒ならぬ「まずい棒」を売り出したり、駅名を広告媒体としたり、地元の高校とタイアップした商品開発を行うなど、知恵を絞って乗りきろうとしています。
ちょうど、コロナ禍になる前の昨年1月に、おやじ仲間で「銚子電鉄」を楽しんだのですが、沿線の景色も素晴らしくて、「ユーモアセンスで経営難を乗りきろう」という感じが、ひしひしと伝わってきました。
リニアモーターカーも新幹線もいいですが、やっぱり、ローカル線でのんびり旅が最高です。「金はなくても知恵があるさ!」この精神で、頑張ってもらいたいですね。