今日は、素晴らしい遊びが行われていました。6歳女の子が仕切る「学校ごっこ」です。児童役は、2歳児の5人が座っています。6歳女の子は、校長先生のようです。「は~い。今から新しい先生を3人紹介します。○○先生来てください。○○先生は音楽の先生です~」といった感じで、寺子屋園児が先生役です。私は、思わず見入ってしまいました。土曜日に、先輩小学生の学校ごっこの影響を受けて、自分なりにアレンジして素敵な演出となりました。
さて、お昼寝タイムに、年長園児は、勉強をしているのですが、10マス計算など、時間内にできなかった内容は、「宿題」にすることがあります。子どもたちは、宿題を喜び、保護者もやる気満々でフォローしてくれます。いわゆる「家庭教育」としては、バッチリです。
ところが、小学生になると、学校は「家庭の教育力」に過剰な期待をしてしまいがちです。現実に、保護者に学校でできる/できないことを理解してもらい、協力を求めることが、今の学校経営においての重要課題でもあります。
しかし、宿題や自主学習ノートの点検、弁当作り支援など、保護者の手をかけさせる課題が増えているのも事実ですね。学校側は、宿題を通して家庭学習の定着に保護者を巻き込みたいと考えますが、保護者は、教師の仕事の押し付けと受け止める傾向があります。
本来は、子どものための「宿題」は、学校と保護者の役割のすき間に落ち込み、双方が積極的に望むわけでもなく、今日まで続いてきたのかもしれません。
私がPTA活動でお世話になっていた時に、必ずテーマとして挙がるのが「家庭教育をどうやって進めていくか?」という問題でした。
子どたちはそれぞれ違い、保護者の考えも違います。「こう決まりましたので、お願いします」では、進みませんね。学校と家庭の役割分担については、永遠の課題ですが、関係者間で、しっかりとした合意が必要であることは間違いありません。