先日、小学生の野球チームの練習を見ていると、当たり前ですが、グローブで軟式ボールのキャッチボールをしていました。これ、保育園でもできるな・・・ということで、今日の屋上遊びは、園長もマイグローブを持参して、少年用の軟式ボールで、6歳男の子相手にキャッチボールをしました。一番野球が上手な男の子ですが、最初は、硬いボールに驚くも、すぐに普通にできるようになりました。男の子の目の色が変わり、明日からは、他の園児もやりたいと言ってくることでしょう。
さて、今日の話は、予備校離れです。1980年代末のバブル期、予備校講師の年収は、1000万円超えがザラだったと言います。私も、あの代々木ゼミナールの名物講師の短期講習を受けたことがあります。講師は、芸能人並みに人気がありましたね。当然、授業内容も楽しかったです。
しかし、1990年代以降、予備校の生徒数が激減します。1990年は19.5万人が、2020年では、3.5万人だそうです。30年間で、8割も減ったことになります。
そりゃ~少子化だから当たり前でしょ・・・と思った方も多いでしょう。しかし、この間、大学入学希望者数が49.2万人から63.5万人に増えています。つまり、大学受験生の予備校利用率は、1990年では40%だったのが、2020年では6%と激減したのです。
2014年に「代ゼミ校舎の7割を閉鎖!」というニュースは、世間を驚かせましたが、この数字を見ると納得できますね。
予備校離れの原因は、少子化による顧客減に加え、受験競争緩和による予備校離れに、マンツーマン指導型へのシフトなど、様々なことが重なったといえます。しかし、予備校の多くの講師が失職してしまいました。
林先生のように、テレビ出演で稼ぐ人はいいですが、中には、大学に入り直して教員免許を取得し、教員採用試験に挑む人もいるそうです。
予備校講師は、授業技術にたけた専門職であることは間違いありません。昨今の教員不足の解決につながるようであれば、積極的に、次の人生として、学校の先生になってもらいたいですね。
予備校時代がなつかしい・・・と思ったあなた。昭和世代の私と同じですね。(笑)