プロゴルファーの光と影

本日、生まれて初めて一時預かりを経験した1歳男の子・・・ママとの別れで大泣きスタートです。たいがいの一時預かりの子は、こんな感じになるのですが、今日の男の子は、小さな体でどうして、そんな大声が出るのか!?と思うくらい、ゴジラのように泣き叫びます。久々の大泣き園児の登場です。ママの愛情をいっぱいもらっているのでしょう。

 

さて、プロゴルフの世界・・・世界で活躍する松山選手や、全英女子オープンを制し、渋子スマイルで人気爆発の渋野選手など、華やかなイメージが大きいですね。しかし、現実は、そんなに甘い世界ではないようです。

 

2019年国税庁の「民間給与実態調査」によると、日本のサラリーマンの平均年収は約400万円だそうです。これをプロゴルファーに当てはめると、2020年の獲得賞金が400万円を超したのは、賞金ランキング33位の秋吉選手の414万円までだそうです。男子プロとして登録されているのは、およそ2000人です。その中で、一般サラリーマン以上の賞金を稼いだのはわずか1.65%に過ぎないのです。

 

また、大卒女性の一般サラリーマンの平均年収は355万円だそうで、女子ツアーでこの数字を上回ったのは85位で、370万円の新垣選手までです。

 

どうですか・・・プロゴルファーを夢見て、人一倍練習に打ち込み、晴れてプロ合格となったものの、獲得賞金で言えば、ほとんどの選手が、サラリーマンの平均金額にも満たないのです。

 

スポンサー契約のないプロは、大会に出場するための旅費、宿泊費、キャディフィーなどの経費はすべて自腹です。通常、1試合当たりに掛かる経費は、20~30万円といわれています。つまり、大会に出場しても賞金を得られないと、収支は大幅にマイナスとなってしまうのです。

 

ということで、多くのプロは資格を持って、ゴルフ場や練習場などに所属し、イベントに参加したり、顧客へのレッスンやコース運営のアドバイスを行ったりして収入を得ているのです。

 

その一方で、ジャンボ尾崎のように、生涯獲得賞金27億円(CMでの収入などを入れれば、その数倍)を手にできる大きな夢を追いかけられる世界でもありますね。

 

今日は、プロゴルファーを目指す若者にとっては、夢も希望のない話になってしまいましたが、人生はうまくいかない方が多いと考えて、肩の力を抜くことも大切ですね。