中学生の学ぶ意欲

ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターのサイクルショップから、中古の自転車をいただきました。何と、ギア付きです。子どもたちにとっては、ギアチェンジをしながら自転車の乗るのは初めての体験となります。明日、豆まきが終わってから、寺子屋1・2番の園児に試乗してもらいます。今日も、1・2歳児のストラーダ―軍団が頑張っています。

 

さて、皆さんも経験があると思いますが、中学校の「数学」は、得意な生徒と苦手な生徒の格差が広がりやすい教科ですね。国語のように「作者の気持ちを述べなさい」といった、答があるようでないような問題と違って、計算や方程式で1つの答えが導かれます。白黒がはっきりした教科とも言えますね。

 

中学校の数学教員も、生徒たちの学ぶ意欲の差に悩むようです。1年生の時には、やる気を感じていた生徒たちも、2、3年生になると目に見えて学習意欲が下がってしまうパターンが多いようです。

 

あるベテラン教員は、数学の授業で大切にしているのは2つの「つながり」だそうです。

 

1つ目は、生徒と数学のつながりです。生徒の知的好奇心をくすぐる作戦です。データの活用では、ディズニーランドのアトラクション別の待ち時間を分析する。関数の導入では、アイドル○○と女優○○の2つの物件の初期費用と家賃を比較する。といった、生徒が解いてみたくなるような問題を出すそうです。

 

2つ目は、生徒と生徒のつながりです。授業中に3~4人のグループに分けます。ただし、話し合うことを強制はしないで、個人で学びに向かい、分からない時に仲間を頼るようにします。また、「数学ラブレター」という取り組みをさせます。これは、生徒が自分で問題を作り、グループの仲間と交換し、解き合う活動です。ラブレターを作る中で、自分の「分からない」に向き合うことになります。

 

教師も生徒の「分からない」を受け入れることで、「分からないから、教えて」と言えるようになるそうです。さらに「分からない」を共有することで、数学な得意な生徒もやる気になるそうです。

 

ある生徒はこう言います。「友だちの『分からない』に自分が答えられなかった時、もっと勉強しなきゃいけないと思いました。一緒に考えて分かった時、その瞬間が一番記憶に残っています」

 

どうですか・・・いかに、生徒たち同士の「学び合い」にもっていくかが、ポイントのようですね。これは、保育園での寺子屋の時間や、年長園児のお昼の勉強タイムにも当てはまります。ホワイトきゃんばすでも「学び合い」を大切にしています。