今日の連絡ノートには、「雪が降らなかったのでガッカリ!」のコメントがビッシリです。もちろん、ママの感想ではなく、子どもたちの感想です。ママの感想は「雪が降らなくてホッした・・・」です。(笑)
保育園としては、屋上の広いスペースで、思いっきり雪遊びをさせたいという思いと、雪の中の登園は大丈夫かな?とか、電車が止まったら、パパママのお仕事大変だぁ~など、スッキリしない気持ちになりますね。
子どもたちの遊びだけを考えれば、それはそれは、屋上の雪遊びは最高です。新雪を最初に踏みしめるのは子どもたちです。雪だるまは何体もできて、雪合戦で大盛り上がりです。ソリ遊びもできますね。
さて、私の大好きな番組の一つに「孤独のグルメ」があります。主人公の井之頭五郎が、町を歩いて店を探し、ブツブツと心の声で話しながら注文し、食べながらまた心の声でコメントするストーリーです。
コロナ禍で、会食の回避や「黙食」といった新しい日常がクローズアップされていますが、この「孤独のグルメ」は、まさに、コロナ禍での飲食店を救う食事の在り方とも言えます。
この作品の素晴らしいのは、人物と背景と食べ物を同列に描いていることです。主人公の五郎は、あまりしゃべらないし、アクションも少ないから、背景はち密に描かないと、見ている人が五郎の気持ちになれないとのこと。店自体のたたずまい、店の人や客が醸し出す空気、全部を「味」として描いているそうです。
料理自体のおいしさばかりに重点を置いていないと、原作者の久住さんは言います。「僕は、脚本の五郎のセリフには手を入れるんですが、食レポのようなセリフがあると、全部直しています」とのことです。
「孤独のグルメ」に出てくる店は、地味だけど同じ場所で長くやっている店がよく出てきます。素材にこだわった○○のような有名店ではないので、五郎のセリフが、たまらなくいいのです。
原作の久住さんは「いちばん寂しいのは、好きな店がなくなってしまう事。僕が好きな店は、お年寄りの店主が、あちこち痛むけど、お客さんが来るから毎日続けているようなところだから、緊急事態宣言で時短短縮や休業を余儀なくされて心が折れ『もういいかな』となってしまう。今年に入ってからも2軒ありました」と言います。
こんな話を聞くと、早く、日常に戻って、お気に入りの店で思いっきり楽しむ時間を取り戻したいですね。頑張っている店主にエールを送るしかありません。