今週は寒波到来の予報ですが、風がないので、屋上遊びも子どもたちは、活発に動き回ります。「のどが渇いた~!」と、ジャグの水をごくごく飲む子どもたちです。
さて、ホワイトきゃんばすは、12月にクリスマス発表会を行いましたが、多くの幼稚園や保育園では、今年に入って「生活発表会」のような形で、子どもたちの発表会を行うところも多いですね。しかし、一都三県に緊急事態宣言が再発令された状況下では、「中止!」という園が増えていくかもしれません。
「コロナだから中止」という結論なのでしょうが、そもそも、「○○発表会」という行事を「なぜするか」をきちんと考えている園は、簡単には中止にはしません。
例えば「当園では、生活発表会を通じて、子どもたちの興味・関心や育ちを保護者の皆様に発表し共有することが目的です。よって、感染対策を行ったうえで、予定通り開催します」といった内容です。
昨年度は、卒園式や卒業式が通常通りに行われず、子どもたちにとっては、大切な「人生の節目」を十分に感じることができなかったかもしれません。今年度は、3月末までですが、運動会や○○発表会までも、中止となれば、子どもたちにとっては、自分たちの頑張りや成長を見せる機会を失ってしまいますね。
ホワイトきゃんばすのクリスマス発表会は、1か月以上も前から練習をスタートさせ、子どもたちが、それぞれの目標に向かって、継続して「練習をがんばる」ことを経験します。チームワークも必要です。そして、本番での経験が、自信につながり、次の挑戦に立ち向かう力となるのです。目的は、子どもたちが主体ですが、保護者の皆様にも、自分の子どもだけでなく他の園児の成長を共有してもらいたいと思っています。
他の幼稚園や保育園と比べると、園児の数が少ないので、保護者が集合しても、399名収容の大ホールの50%以下に収容人数を抑えることができ、クリスマス発表会を行うことができました。
これから、発表会を行う園においては、「コロナだから・・・」の前に、もう一度「なぜするか?目的は何なのか?」をしっかり考える機会にしてもらいたいですね。その上で、中止という結論ならやむなしです。
来年度の行事も「なぜするか?」が、大切なことですね。