令和3年保育スタート

いよいよ新しい年の保育園がスタートしました。長いお休みだったにもかかわらず、子どもたちは、笑顔で登園です。昨年のクリスマス発表会の時は、全員泣かないという快挙を達成しましたが、子どもたちは、本当にたくましく成長しています。

 

ママの第二子の出産後、故郷に帰ってママとおじいちゃんおばあちゃんと暮らしていた3歳女の子も、1月末だった予定が、「早く保育園に行きたい!」と来週から登園することになりました。早く、友だちと遊びたいようです。

 

今年の正月は、故郷への帰省を控えた家族が多く、「初めて自宅でのお正月」という家族もありました。子どもたちは、ずっと、家の中でじっとしているわけにはいかないので、近場の公園で、自転車に乗ったり、ローラースケートに野球を楽しんでいたようです。

 

さて、今日の寺子屋は、「お年玉の話」です。哲学の時間では、「頭で考えていることは、目には見えないので、言葉にして伝えるんだよ」と言っていますが、どうしても、一部の園児の発言が多くなることがあります。そこで、今日は、全員の意見を引き出すことにします。

 

「もらったお年玉で何を買いたい?」をテーマに、話を進めます。今回帰省をしなかったので、お年玉がなかった園児は、もしもらっていたら・・・とします。ねらいは、「子どもとは言え、お金は目的を持って使ってもらいたい」という考えです。

 

ところが、年長園児を含めて、ほとんどの園児は、「まだ考えていない」「今は思いつかない」でした。せっかく、親や祖父祖母がお年玉を子どもや孫にあげるのならば、この機会に「このお金をどうやって使うか」まで、見届けてほしいと思っています。

 

子どもたちに、少し考えてもらって、意見を引き出すと、圧倒的に多いのが「おもちゃ類」ですね。アンパンマンから戦隊もの、ミニカーやプラレールなどです。そして、「10円ガムにじゃがりこLサイズ」と、具体的なお菓子の名前も出てきました。「ポテチをたくさん買いたい」という園児もあります。

 

さらに、子どもたちに考えてもらいます。

 

「3300円もらって、もう300円でポテトチップスを買ったんだ。残りの3000円は、今から考える」「もらったお年玉は、大切に使うんだ。まず最初に買うのが、お花でママにプレゼントするんだ」

 

プレゼントするという意見が出たので、「自分の物を買うんじゃなくて、お年玉で誰かにプレゼントするっていうのは、どうかい?」と聞いてみると、多くの子どもたちが、「ママに○○」「パパに○○」と、プレゼントすることに抵抗はありませんでした。

 

「自分で使うのもいいけど、プレゼントすると、何だか、うれしいきもちになるんだよね・・・」と5歳女の子が語ります。

 

今日の話は、ここまでですが、「お金をどのように使う」は、大人になっても大事な問題ですね。子どもたちには、今から考えてもらいたい内容です。