バッタ大発生

今日は、土曜日に行われるクリスマス発表会のリハーサル1回目です。本番の会場となる、西部文化センターの大ホールを使って、子どもたちが、発表会の環境に慣れるのが大きな目的です。

 

予想外です。0・1歳児のダンスに2歳児のダンス、誰一人泣くことなく、このまま本番でもいいくらいの出来栄えでした。初めて、大きなホールを経験する園児もいましたが、練習というよりも遊び感覚で楽しめたようです。本番では、観客席でパパママが応援していますので、目が合ってしまえば大泣きしてしまうかもしれませんが、今日の出来映えに、ますます楽しみになってきました。

 

さて、今日はバッタの大発生の話です。保育園の屋上では、夏から秋にかけて、数種類のバッタを子どもたちが観察しますが、アフリカで大発生して、トウモロコシや小麦などの農作物を食い荒らすバッタは「サバクトバッタ」といいます。屋上では、めったに見ることができない「トノサマバッタ」の仲間です。

 

サバクトバッタは、年に数回、畑や住宅地から離れた半乾燥地帯で、土の中に大量の卵を産みます。産卵のサイクルが雨期にに当たると、羽化した幼虫が豊かに育った草を食べて一斉に成長するのだそうです。半乾燥地帯は、バッタの天敵となる鳥などが少なく、大発生しやすいそうです。

 

日本でも、2007年に関西空港でトノサマバッタが大発生しています。空港は人工島ですので、草の多い空き地が多く、繁殖に適した状況になったようですが、天敵のクモが増えたり、病気のカビが流行して自然消滅したそうです。

 

アフリカでは、自然消滅するような規模ではありません。今は、人工衛星の画像データを使い、草木の多さなどからサバクドバッタの移動先や繁殖に適した場所を予測して先手を打っているそうです。

 

どうですか・・・テレビで、バッタの大発生のニュースが流れてきたら、その原因を子どもたちに解説してください。(笑)