「自転車乗れたぞ!」のプラスの連鎖が止まりません。先日3歳児4人が乗れるようになり、寺子屋園児19名全員クリアの次は・・・本日、2歳11か月の女の子が、自転車に乗れるようになりました。3歳の誕生日の前ですので、まだ2歳です。
性格は、負けず嫌いどころか、マイペースで「勝ち」にはこだわらない性格の女の子・・それでも、先輩たちの影響を受けて、乗れるようになりました。保育園で、運動神経ナンバーワンの6歳男の子がそれを見て、「ボクは3歳になってから乗れるようになったけど、凄いな~」とつぶやいていました。
さて、愛知県のある小学校では、一人学びの時間「オープンタイム」という取組みがあるそうです。4年生以上の約300人がテーマや進め方、ペースを自分で決めて取り組みます。テーマは、先生と相談して決めるのですが、「妹のために上履き袋を作る」「家の中を整理したいので本棚を作る」など。
6年生の女の子は、大好きな韓国のアイドルに手紙を書くため、パソコン室で韓国語の勉強をしています。「自由にできるので一番好きな時間。手紙を出すのが楽しみ」と話します。
この小学校では、一人で学ぶ力を1年生の時から体系的に育んでいるそうです。仲間と関りながら学習するには、一人で学べることが重要だという考えです。全体の3割程度で、自由学習などの一人学びを取り入れ、普段からこうした授業を進めているため、新型コロナウイルスの感染拡大で休校になっても「家で、子どもが自分で計画を立てて勉強している」と親から感謝されるそうです。
今年度は休校が続き、例年のように1年間で教科書を終わらせるようなスケジュールが組めなくなりました。今までのような一斉授業に制約が生まれ、休校で一人で学ぶ力の重要性を再認識した学校が、全国でも増えているようです。
コロナ禍での学習については、マイナスの報道が多いですが、一斉授業をあきらめた結果、「一人学び」を行うなど、子どもの自由度が広がりました。また、教員も個別の児童を見つめ、理解が進むと考えられます。
少し大げさですが、人にレールを敷いてもらった人生や、あまり考えもしないで、時間だけが過ぎていくような人生よりも、「自分で決める」人生が、楽しくて充実するのは当たり前ですね。
勉強も「自分で決める」授業があると、子どもたちのやる気スイッチがオンとなり、最後は、仲間と協力しながら、何かを作り上げていくようなスタンスが確立されるのです。
どうですか・・・コロナのピンチをチャンスに変えたいですね。