今日の屋上遊びは、園長が自転車に乗って「鬼」となり、自転車鬼ごっこを楽しみました。自転車に乗れたばかりの子どもたちも、積極的に参加しました。ゆっくりと追いかけるのですが、ますます自転車のスキルがアップしています。いい感じです。
今日は、2歳児の女の子を自転車の練習に誘いました。ストライダーも補助付き自転車も上手に乗るので、大丈夫だと思ったものの「転ぶのがイヤ!」と、断固拒否です。強引に練習をさせるものではないので、時を待つことにします。
さて、文科省では、令和4年度から、小学校高学年に教科担任制を導入を検討しているそうです。これまで、教員が全教科を教えることを基本としてきた小学校現場にとっては、大きな改革となります。
私が小学生の昭和の時代でも、音楽については、教科担任制がとられていました。そして、自治体によっては、理科などの専門分野を教科担任制にしているところも多いです。
しかし、今回は、音楽、理科、体育だけでなく、算数も国語も社会も専門の先生が、全てのクラスの授業をおこなうという内容です。
みなさんは、小学校の高学年だけですが、中学のような授業形態になるとしたら・・・どう思われますか?
教科担任制の利点は、教員の専門性が向上することです。担当する教科数が減ることで、1つの教科を深掘りできることです。子どもたちにとって、授業の質が高まれば、子どもたちの学びも深めることができますね。先生も「働き方改革」につながります。
教員は、同じ授業を違うクラスで行うことで、クラスに合わせて授業内容を変更したりと、指導力の向上につながります。小中一貫校が増えていくことを考えれば、小学校高学年から中学への見通しが立つというわけです。
反対意見としては、子どもは1日を通じてみる必要がある。1時間目に学びのリズムに乗れなくても、3時間目で活躍できるかもしれない。これが、毎時間、先生が変わると、児童一人一人を見れなくなる・・・という考えです。
小学校低学年であるなら、一人の担任が、1日じっくりと関わることが大切かもしれませんが、中学年・高学年になれば、出来る限り多くの先生とのかかわりを持った方が、子どもにとっては、プラスになると私は考えます。
保育園の異年齢保育では、全ての先生が全ての子どもたちを保育する環境です。そこでは、子どもたちが、先生を使い分けているのです。例えば、遊ぶ時は○○先生・うんち出たの報告は○○先生・ケガした時は○○先生に言う・・・こんな感じです。子どもの立場で考えると、一人の先生ではなく、複数の先生とのかかわりがあった方が、いいに決まっていると思うのです。
大人になって社会に出れば、様々なタイプの人間と一緒に仕事をすることになります。先生という立場でも、複数の先生とのかかわりが、子どもたちを育てるのです。
どうですか、小学校の教科担任制につて、幼児や小学校低学年の子どもを持つ保護者の皆様・・・一度考えてみませんか。