今日は土曜日にもかかわらず、多くの子どもたちで賑やかな一日となりました。小学生が、小さい子のお着がえから、何から何まで手伝ってくれるのですが、それを見ていた年長園児が、平日では考えられない活躍を見せます。先生の指示がなくても、先を予測した手伝いをするのです。
「ひも付きタオルを集めて・・・」とお願いすると、集めるだけでなく、たたんで連絡ノートの上に乗せるまでの仕事をするのです。
卒園児の小学生の影響力で、保育園の園児たちが成長することは、このブログでも何度も話をしていますが、職員の立場からも大きな利点があります。小学生と接することで、やがて、保育園の園児たちが進学する小学校生活への見通しを立てることができるのです。
小学校での具体的な情報だけでなく、小学生自身の心の有り様を垣間見ることができるのです。「こんな悩みがある・・・」「こんなことに喜ぶ・・・」などなど、小学生になって、どんな壁にぶち当たり、どうやってそれを乗り越えていくのか・・・保育園の活動に生かすことができるのです。
さて、あのイチローさんが、年内にも高校生を指導することになったそうです。現在イチローさんは、マリナーズの球団特別補佐兼インストラクターを務めていますが、昨年12月にプロ経験者が高校生や大学生を指導するのに必要な資格を得る研修を受けました。
本来は、プロ球団を退団しないと資格は認められないのですが、特例でマリナーズの業務がないオフに限り指導できることになったそうです。イチローさんは、「高校野球は面白い。プロに入る前の選手たちの野球に興味がある。僕は動けるので一緒にできると思う」と語ります。
冒頭の話と同じです。イチローさんは、プロへの見通しを教えることができるのです。「プロの選手は、こんな考え方で試合にのぞんでいる・・・」なんて話をイチローさんから聞いた高校生は、技術だけでなく、心のありようまで成長につながることは、間違いないですね。
プロ野球は、オフシーズンに入りましたが、イチローの挑戦に注目です。