日本一小さい動物園

今日は七五三ですね。保育園の子どもたちの中には、七五三に該当する園児がたくさんいますので、「お宮参りをした」「写真を撮った」などの報告がたくさんありました。そして、子どもたちは、自分で作った千歳飴の袋をお土産に持って帰り大喜びです。

 

さて、東京の銀座みゆき通りにある「中央区立泰明(たいめい)小学校」は、数多くの著名人を輩出し、有名デザイナーの制服問題で、数年前にも話題になった、銀座エリア内の小学校です。私も前を歩いたことがありますが、とても狭い小学校です。

 

そんな泰明小学校よりも、もっと狭い、ゆっくり歩いても15分ほどで一周できる動物園が、福井県鯖江市にある「西山動物園」です。日本動物園水族館協会に加盟する動物園の中では「日本一小さい動物園」です。

 

ここの動物園の主役は、レッサーパンダです。ジャイアントパンダの人気の影に隠れている存在ですが、よく見ると、愛らしい顔をしていますね。

 

レッサーパンダはジャイアントパンダと同じく、ササが主食で食性が似ているので、どちらもパンダと呼ばれていますが、ジャイアントパンダはクマ、レッサーパンダはイタチに近い独立種だそうです。

 

レッサーパンダは、ほとんどの時間を木の上で過ごします。冬眠もしません。寒冷地の動物なので、全身毛で覆われており、毛が生えていないのは鼻だけです。また、レッサーパンダは子どものときの姿のまま大きくなるそうです。

 

一見、人懐っこそうなレッサーパンダですが、実は彼らは集団生活が大の苦手だそうです。そのため、動物園では同時に多くの頭数を展示できません。西山動物園では、「レッサーパンダのいえ」を間仕切りして、個別に飼育しながら、一度に多くのレッサーパンダを観ることができるそうです。

 

動物園のある鯖江市は、眼鏡フレームの国内生産シェア約96%の「眼鏡の町」です。市では「眼育(めいく)プロジェクト」なる、目の健康促進運動を進めています。その検査キットに使われているのが、片目の空いたレッサーパンダのお面です。

 

なんか、レッサーパンダをじっくりと観察したくなってきましたね。埼玉県では、東松山市の子ども動物園、さいたま市大埼公園内のミニ動物園、東武動物公園の3か所です。上野動物園にもいますね。