パパのための子育ての話

年長園児は、この週末、ピアニカを家に持ち帰って自主練習をしました。それが、すぐに結果にあらわれます。ママのフォローもあって、どんどん上達しています。6歳男の子だけが、金曜日に就学前健診でピアニカを持ち帰れなかったので、他のメンバーのようには上手くいきません。悔し涙の練習となりました。

 

クリスマス発表会までは、まだ1カ月以上あります。焦ることはありません。しかし、彼は、今日ピアニカを持ち帰って、家で練習するようです。この前向きな気持ちがいいですね。

 

さて、働く環境の変化で、パパの残業や飲み会が減り、子どもと過ごす時間が増えたようです。そこで、パパを対象に行ったあるアンケートでは、「子どもの成長を毎日間近に感じられてうれしい」「妻の大変さがわかった」などの声がたくさんあったそうです。

 

パパの子育ての特徴は、子どもを高く持ち上げたり、ぐるぐる回したり体を使う遊びが多くなります。私も、「男遊び」と言っているのですが、プロレス技を子どもにかけたりして、かなりハードな遊びを楽しみます。

 

しかし、重要なのは、子どもにとって、ママとは異なる個性を持ったパパが関わるという点です。もちろん、シングルの環境であれば、おじいちゃん・おばあちゃん、近所のおじさん・おばさんなど、あらゆる人間関係とのかかわりです。

 

ある研究では、父親が子育てに積極的に関わっていた場合の方が、子どもの社会性やコミュニケーション能力にプラスの成果があることが分かっています。

 

また、パパが子育てや家事に積極的に参加することは、ママの機嫌の良さ、心の健康にもつながりますね・・・結果的に、子どもに良い影響を与えるのです。もちろん、子育てや家事をすることが、パパ自身のライフスタイルや仕事の在り方へ影響を広げます。プラス効果ですね。

 

一生懸命、子どもと関わっているのに、「パパじゃなくてママがいい」と子どもに言われてしまうのが、パパにとっては悩ましい事です。私も、子育て経験の中で、このセリフを何度言われたことか・・・でも、こう考えました。「子どもと関わる時間が、圧倒的にママが多いので、こればっかりは、ママにかなわない!子どもに言われても、悩んだりイライラするのはやめよう」と。

 

コロナ禍で、子育てにかかわる時間が増えたパパが多くなったと思われます。色々と、子育ての壁にぶつかることがあるでしょうが、「ママと異なる個性」で接することが、子どもにとって、大きな成長につながることは間違いありません。

 

あとは、パパ自身が考えて、子育てを楽しみましょう。