天気予報

先日の運動会では、天気がどうなるか・・・職員だけでなく、保護者までも自分のスマホから、天気予報の情報を取り出していました。エリア別だけではなく、時間ごとの天気予報など、今の時代は、ピンスポットで予報ができる時代ですね。

 

結局、「土曜日は一日中雨で、翌日曜日の早朝に雨がやみ曇りになる」予報をもって、早々に土曜日中止で日曜日に順延の対応をしました。そして、ほぼ天気予報通りとなり、日曜日は、曇りではなく晴れというおまけ付きで、運動会が行われました。

 

実は、1990年代に気象情報を活用したビジネスが規制緩和され、国家資格である「気象予報士」が天気を予想し、気象庁に許可を得れば民間事業者も独自に予報を発表できるようになったのです。

 

私は学生時代に、西武ライオンズ球場で「ホットコーヒーにハンバーガーいかがですか~♪」と、売り子のアルバイトをしていました。当時は、まだ日本にドーム球場はなかった時代です。試合が雨で中止になれば、仕入れたハンバーガー・ホットドッグ・サンドイッチが、ロスになってしまいます。そして、当時の記憶をたどれば、今ほど天気予報の精度は高くなかったような気がします。

 

さて、あらゆるテレビ番組のお天気コーナーで登場する「気象予報士」ですが、合格率がざっと5%の難関です。しかし、全国に1万人いる気象予報士が、天気の現場で働いているのは2割だそうです。なんだか、もったいないですね。

 

近年では、深刻な大雨や洪水などが世界的に増え、数十年に一度とされる自然災害に何度も遭遇する時代になりました。ビジネスだけでなく、私たちの命を守るために、天気の情報を活用することがますます求められますね。

 

子ども向けに気象を開設する本として「ずっと受けたかったお天気の授業」(池田洋人著)があります。10種類の雲のキャラクターが、太陽先生のもとで会話をする構成で、子どもたちからの疑問を網羅しています。

 

未来の天気予報が、どうなっていくのか・・・子どもたちにかかっていますね。