地方で副業

今日は運動会前の最後の練習です。練習をこっそりと覗くパパママギャラリーもありました。我が子には気がつかれないように、子どもたちの熱い練習を見守っていました。ありがたいですね。

 

さて、今日は「副業」の話です。ここ2・3年は、大企業が社員の副業を容認する動きもあって、じわじわと、サラリーマンでも本業の仕事の他に、副業をする人が見られるようになりました。収入アップという目的もありますが、自分のスキルを活かすことで、やりがいを見つける人が多いと聞きます。

 

コロナ禍を機に、テレワークが「時間」と「距離」を取り払い、副業が「地方」と「都市部」を結んだようです。都市で働くビジネスパーソンが、地方企業で副業する・・・そんな働き方が注目されています。

 

地方企業に特化した副業・兼業人材紹介を手掛けるある会社では、登録する個人が1月時点での約3倍の3527人に増え、受け入れを希望する地方企業が約6倍の243社に急増しました。

 

都市部の企業と比べると、地方では「テレワーク」で働くと言われてもピンとこない企業が大半だったものの、コロナ禍でZoomなどへの抵抗感が一気に薄れて、離れていても仕事は可能だというのが理解されるようになったそうです。

 

「本業でやりとりするのは都内の会社ばかり。このまま閉じた世界で仕事を続けていてもいいのか。と思い、移住にも心を引かれたが、妻の仕事や娘の転校を考えるとハードルが高い。その点、副業は気軽にチャレンジできた」と30代の男性が語ります。この男性は、広島や山口の企業で副業を行い、月に10万円前後稼ぐそうです。

 

30代から40代のスキルを積んだ中堅世代だけではありません。「50を過ぎたらダブルキャリアは当たり前」と、50代での副業も増えているそうです。大企業では、バブル期に大量採用した人材の層が厚く、50代でも管理職になれない、あるいは部下なし管理職にならざるを得ない社員も少なくありません。

 

「大企業で光が当たっていない人材こそ地方の中小企業で輝ける」と言われています。つまり、指示を出すことに慣れた部長経験者は地方企業には不要で、求められているのは、自分の頭と手を動かし地道にPDCA(計画・実行・評価・改善)を回せる人だそうです。

 

副業先の地方企業から、役員として迎えられるケースもあるとのこと。

 

大企業側も副業に対してコロナ以前は『容認』だったのが、最近は「社員の自律的なキャリア開発の支援」という観点で『推進』へと考え方が変わってきたようです。

 

どうですか・・・働き方を決めるのは、もちろん自分自身ですが、前例のない、やりがいのある働き方を見つけるきっかけが、今はたくさんあるかもしれませんね。