サークル的学び

昨日の水槽水漏れ大事件で、保育園の水槽がなくなってしまいました。登園する園児の中には、「えんちょうせんせい・・・たいへんだ!すいそうがなくなってる!」と大騒ぎする園児もいれば、気がつかないでスルーする園児もいます。

 

給食後に必ず水槽の魚を観察する仲良し2歳女の子の二人・・・やっと、水槽がなくなっていることに気がつきました。そのままガッカリした顔で、布団に向かいました。お昼寝タイムに魚の夢でも見たのかもしれませんね。

 

子どもたちを癒してくれた水槽がないと、何となく寂しく感じます。やっぱり、何か生き物を飼いたくなります。そこで、今日の寺子屋は、「何を飼いたい?」を話し合いました。

 

3歳男の子が、いきなり大好きな「恐竜を飼いたい!」と、ぶっ飛んだ発言をすると、6歳男の子が、「恐竜はもういないよ・・・ぜつめつしたんだよ」と3歳男の子に諭すように語ります。「絶滅」という言葉を知っていたことに、園長は驚きます。

 

今日は、ビックリ発言が連発します。6歳女の子が、「サメを飼いたい!」と言い出します。「保育園全部を水槽にしないといけないなぁ~」に、実現不可能であることに気がつきます。

 

「パンダがいい」にもビックリです。パンダがペットで変えるようになったら、犬猫を抜いて、ペットナンバーワンになることでしょう。ここでも、6歳男の子が「パンダは動物園でしかいないよ」と現実的な話をします。

 

クラゲ・・・という意見も出ました。いいですね・・・きっと癒されるでしょう。しかし、素人がクラゲを飼うのは、簡単ではありません。しかも海水です。これは、あっけなく断念です。(笑)

 

ということで、園長の誘導もあり、子どもたちが飼いたい一番人気は、「リクガメ」となりました。カエルやヘビの意見も出ましたが、子どもたちと屋上を散歩するには、リクガメがピッタリです。どろんこ広場にある草を食べるかもしれませんね。名前も子どもたちが考えて決めます。

 

リクガメの話で盛り上がりましたが、今日の寺子屋は、年長から年少まで全員で、好きに意見を言い合いました。ちょっとした「サークル的学び」です。自分一人で考えてもいいアイデアが浮かばないことが多いのに、なぜかみんなで話し合うと、新しい提案がポンポン出てくることが多いですね。

 

さて、「リクガメ構想・・・」進めることにします。