宇宙留学

今日から、運動会のダンスの練習がスタートしました。朝の会で、これから毎日のようにやっていきます。今年のダンスは、V6の「WAになっておどろう」です。

♬オ~オ~ さあ輪になって踊ろ ララララ~すぐにわかるから♪

のサビのフレーズが、子どもたちには、とても分かりやすくて、すでに、大きな声で口ずさんでいます。すぐに、ダンスの方も覚えてしまうことでしょう。

 

さて、ロケット発射場のある鹿児島県種子島で、島外の子どもたちが1年間を過ごす「宇宙留学」の2021年度の募集が始まったそうです。えっ!宇宙留学だって・・・と驚かれたことでしょうが、もちろん、宇宙で生活するわけではありません。(笑)

 

これは、南種子町教育委員会が続けている事業で、留学生は町内の小・中学校に転入して授業を受けます。体験学習も充実していて、「ウミガメ飼育」「サーフィン教室」やJAXA(宇宙航空研究開発機構)の活動にも参加するそうです。

 

留学の形式は、町内の里親の元で1年間留学する「里親留学」や家族全員で種子島へ引越しをする「家族留学」などがあるそうです。留学時には、住民登録が必要になるので、家族留学では、家族全員が住民登録します。つまり、1年間の移住生活というわけです。

 

町内の小学校7校と中学校1校が留学生を受け入れるそうです。教育委員会のねらいは、地域活性化ですが、本音は、過疎化で子どもの数が少なくなっていく中での、学校の存続でもあります。

 

しかしながら、北海道から九州まで、全国から毎年150人程度の応募があるそうです。2020年度は、コロナ禍で混乱したそうですが、56名が留学しています。つまり、約3倍の競争率というわけです。住民票を移動しなければならないのに、これだけ人気があるのは、活動内容に魅力があるからなのでしょう。

 

当然、親が決める「ライフスタイル」ですが、この経験が間違いなく子どもを大きくさせるのです。

 

一番人数が多い里親留学では、子どもたちは、里親の家に、スマホやパソコン、ゲーム機などの電子機器を持ち込めないそうです。保護者との連絡も里親を通じて取ることになり、完全に島の子としての生活になっていくそうです。スマホのない生活・・・いいかもしれませんね。