今日の体操教室・・・帰り際、子どもたちに「では、みんな後ろを向いて・・・○○先生さようなら」と私が言うのですが、何と、間違えて前担当のコーチの名前を呼んでしまったのです。「あたっ~!やってしまった」すぐに謝るものの、恥ずかしくて穴があったら入りたい気持ちに久しぶりになりました。
名前を間違えるなんて・・・まったくです。私の苗字は、まずお目にかかれない読み方ですので、読み間違いをされても、全く気になりません。しかし、誰もが下の名前については、親が「こう育って欲しい」という願いが込められているので、うっかりは、シャレになりませんね。
保育園では、子どもたち同士は、当然下の名前で呼び合います。「○○ちゃん」「○○くん」と言った感じです。呼び捨てもありますが・・・(笑)
園長は、園児をフルネームで呼ぶ癖があるのですが、下の名前で呼ばれていることに慣れているので、「ポカーン???」とする子どもが多いですね。
ある中学校2年の担任の先生の話です。その先生は、クラスメート全員に対して、初めての会話の際、名簿も見ないで一人一人にフルネームで呼びかけるそうです。当然、生徒たちは、驚き、唖然とし、「どうしてなの?」となるそうです。
ある生徒が「どうしてできるの?」と理由を尋ねたところ、新しい名簿と1年生の時の集合写真をじっと見比べ、「この人はどんな性格か?」「この名前にどのような思いが込められているか」を考え、数日かけて一人ずつ覚えていったそうです。この先生は、担任になると毎回行っているとのことでした。
また、私が知っている小学校の校長先生は、休み時間に全児童一人一人に、固有名詞で話し掛けます。どうやって、名前を覚えるのか…不思議ですね。
名前には、一人一人の物語があるとするならば、例えば、成人式などで久しぶりに仲間と再会した時に、小学校や中学校の思い出をどれだけ固有名詞や具体的なエピソードで語り合えるか・・・そんな小中学校時代を過ごせたら幸せですね。
身近な人以外でも、名前で呼ぶ習慣をつけたいですね。確実に、自分への印象が変わることは間違いありません。