今日は、土曜日に行う「秋まつり」で、子どもたちが踊る「ともだち音頭」を実際に屋上で練習してみました。毎日、朝の会で教室内で踊っているので、バッチリです。そして、「子どもみこし」も「わっしょい♬わっしょい♪」と声を出して、担いでみました。こちらも元気一杯です。
本番では、浴衣や甚平姿に子どもたちは変身するので、大いに盛り上がることでしょう。楽しみになってきました。
さて、第99代首相に菅義偉自民党総裁が選出され、先日は、野党第一党の代表に枝野氏が選ばれ、与野党ともに、政治の世界では理想的なリーダー像への関心が高まっています。
今日は、霊長類から考える理想のリーダー像の話です。
サルの世界では、リーダーというよりもボスがいます。リーダーとは、組織を構成する人々の期待を集めみんなを導くトップですが、ボスは、力で支配し、人々の期待ではなく、自分の思うように社会を動かします。しかし、ボスの力が衰えると他のサルに地位を奪われます。クーデターや武力抗争で人間社会のボスが駆逐されるのと同じです。
それに対し、ゴリラは家族単位で暮らし、メスは自分の好むオスを選んで動くので、オスはメスに選ばれて頼られる存在なので、リーダーに近いと言えます。メスや子どもたちに最大限の注意を払い、危険が迫ると真っ先に飛び出していくのがリーダーのオスです。
チンパンジーは、複数のオスとメスが共存する数十頭の群れで暮らすのですが、オスの存在感が大きく、オス同士が連合関係を作り、別のグループと張り合い、優位に立った方が主導権を握り、その中で一番強いオスがリーダーとなります。
チンパンジーの仲間で、ボノボという別種は、オスがメスよりも弱く、オス同士では連合関係は結びません。隣りの群れとも平和につき合い、めったにケンカをしないそうです。どちらかというと、強いリーダーが不在の状況です。
日本の政治を見ると、チンパンジー型と言えるようです。今回の総裁選でも派閥の勢力が結果を大きく左右し、男の政治家ばかりが表面に出ます。そして、国単位だと、規模があまりにも大きすぎますね。
集団が小さければ、ゴリラのように、みんなに注意を払えるリーダーを選ぶことができます。コロナ禍で首相よりも地域の首長たちが大きく目立ちました。首長たちの決断が、すぐに人々に行き渡るからです。
さて、これからのリーダー選びは、どんな形がいいのか・・・難しいですね。どんな形であれ、単独のリーダーでは、権力が集中します。そこで、先頭に立つリーダーを複数選び、役割を分担させるべきだという意見が議論されるようになってきました。
霊長類で言えば、ゴリラとボノボの特徴を併せ持ったような社会にするという考えです。これまた、正解かどうかは難しいですね。
これからの時代は、女性のリーダーが増えていくことは間違いありません。女性のリーダーの特徴は、強権を振るわない、共感力で人々を説得するというイメージがありますね。
これまた、コロナ禍では、ドイツ、ニュージーランド、台湾の女性リーダーが、的確な判断をし、国民の共感を得ています。
う~ん・・・国家レベルの政治の話は、難しいので、今、あなたが属している組織における理想のリーダー像を考えるところから始めましょうか・・・。