学校ではできない「社会」の体験

今年の我が家の「いちじく」は豊作で、まだまだ収穫が続きます。今日は、お昼寝タイムに、小学生がイチジクジャム作りに挑戦です。さすが小学生で、普段からママの料理の手伝いをしていることもあって、手順を一度教えるだけで、美味しいジャムの完成です。

「いじちくの実が残った方がなんかいい・・・」と実を大きめに切るのも、小学生の提案です。

 

さて、先日6歳女の子がうれしそうにCDを持ってきました。「園長先生ながして・・」と言うので、聞いてみると、彼女がDJのラジオ番組です。これは、キッザニア東京で、DJ体験をしたときの内容でした。

 

彼女のママは、ふだんは、子どもがのびのびと育ってくれれば・・・と、子育てに関するこだわりは、あまり感じられないのですが、「大人の仕事を経験させたい」という考えはとても強く、今まで10回以上も3人の子どもたちをキッザニア東京に連れて行ってます。

 

キッザニアは、教育機関ではなく、職業体験の場です。そこでは、子どもは、大人として非日常を体験します。スタッフは、子どもたちを「○○さん」と大人扱いします。「くん」や「ちゃん」ではありません。

 

スタッフは、「先輩社員」として「後輩社員」の子どもたちと接します。仕事を教える事だけではなく、やりがいや本質といったことを子どもたち自らが気付きやすくするためだそうです。

 

ディズニーランドのようなテーマパークのように、非日常を体験して「楽しかった!」で終るのではなく、同じ非日常の中にも、子どもたちに、実社会に近い体験をし、その職業がどういう思いや理念なのかを学んで。社会の仕組みを知るきっかけなるようなプログラムです。

 

6歳女の子は、好奇心旺盛で、新しいことに積極的にチャレンジする性格なので、キッザニア東京に行った翌日には、「えんちょうせんせい・・・きいて・・・」と延々とお仕事の話が続きます。私は、ニコニコしながら聞いています。

 

保育園では、子どもたちに、パパやママのお仕事の話をよくします。パパママがお仕事をがんばっていることを伝える事も目的ですが、「仕事をする」ことの重要性を教えます。

 

キッザニアで体験した企業に実際に入社したというエピソードもあるそうで、保育園では、民間企業出身のおやじ園長が、子どもたちに「仕事」を熱く語りながら、将来の目標を考えるきっかけになってくれれば・・・思っています。