家庭菜園に癒されて

今日は、園児全員で屋上遊びをしました。寺子屋園児は、ここ数日、西文ひろばで運動会の練習をしていたので、ちょっと、息抜きです。

 

しかし、年長女子たちが「ローラースケートやりたい!」です。練習もろくにやっていないので、へなちょこスケーターです。三輪車の後ろの手すりにつかまって、歩く練習をするのですが、まともに歩ける子は、1人だけです。運動会が終わってから、屋上遊びの中で、マスターしてもらいましょう。

 

さて、保育園の子どもたちの多くで家庭菜園を行っています。連絡ノートに、おうちの野菜を収穫するシーンがよく書かれています。保育園の屋上ファームで収穫した野菜は、子どもたちがバクバク食べるように、おうちのミニトマトは「○○のトマト」として、大切に、そして、美味しく食べられているようです。

 

「サカタのタネ」は、外出自粛が呼びかけられるようになった春頃から、初心者向けの商品の売上が好調だそうです。栽培が比較的簡単なハーブ類の種を見ると、3月は前年比147%、4月は154%と急激に伸びています。コロナ禍を機に、家庭菜園を始めたのでしょう。ハーブなら庭がなくても、プランターで簡単に栽培できますね。

 

保育園の近くにもありますが、市民農園として、レンタル畑を運営する「アグリメディア」によると、5月の新規契約者は、前年の2倍。その後、どんどん契約が増えて、8月には3.5倍になったそうです。

 

「3密にならず、自然と触れあえて運動にもなる。レジャー感覚で利用してもらっているのでは。また、将来のため・・・」と答える人が増えているそうです。子育てをするにも、子どもと一緒に、農作物を育てるというライフスタイルに、関心が高まっているようですね。

 

実際に、家庭菜園を始めた親子は、これまでに、ナスやトマト、オクラなどを育て「無農薬で野菜の味が違う」と言います。もちろん、農薬を使わないということもありますが、美味しい理由は、「自分たちで、土を耕して、汗を流して作った」という大きな付加価値があるからですね。

 

家庭菜園は、自然を満喫するだけでなく、天候などで、思い通りに収穫が進まないところも、何だか人生のようで、いいのかもしれません。

 

畑仕事は、土に触れ、草の香りを楽しみながら、時には虫との遭遇・・・子どもたちにとっては、五感を刺激する最高の経験です。