トイレの花子さん

今日のプールは、ボランティアのママに活躍してもらいました。彼女はダイバーです。大プールに、子どもたちと一緒に入って、ずぶ濡れになって遊んでもらいました。「○○君のママと一緒に遊んで楽しかった」と、5歳女の子のコメントです。

 

さて、昨日のブログで稲川淳二さんの「怪談ナイト」の話をしましたが、それなら、保育園の子どもたちに「怪談」を話してみようと、今日の寺子屋は、「怪談・トイレの花子さん」です。

 

トイレの花子さんの話は、色々なパターンで都市伝説となっていますが、今日の話はこんな内容です。

 

ある学校には、こんなうわさがありました。「三階の女子トイレで、入口から三番目の扉をノックすると、返事がして、白いシャツで赤いスカートをはいた花子さんという幽霊が出るらしい」

 

友だちのいない○○ちゃんは、幽霊を見つけたら、友だちとの会話に入れるかな・・・と思って、勇気を出して、放課後にその扉をノックしました。すると、花子さんが本当にあらわれたのです。

 

一緒に遊ぼうといってくれたので、それから毎日、○○ちゃんは花子さんと遊んでいました。ある日、いつものように、放課後、花子さんと遊んでいると、花子さんが「私と本当の友だちなら、私の世界に来て」と言いました。

 

本当の友だちになれるならと思って、○○ちゃんはトイレの中に入っていきました。その日から、○○ちゃんの姿を見た人はだれもいないそうです。

 

このストーリーを部屋を暗くして、懐中電灯で下から顔を照らして演出をし、アドリブのセリフで、子どもたちに語りました。

 

もう一つ・・・「お母さんはどこ?」という、これも怖い話ですが、子どもたちに聞かせます。

 

果たして・・・子どもたちの反応は?

 

年少、年中園児の多くは、「トイレの花子さん」というタイトルや、懐中電灯のパフォーマンスに気を取られ、怖いどころか「おもしろかった!」という感想が多かったのですが、夏休みで登園していた小学生と、年長園児の数人は、本当に怖がっていました。

 

話を聞きながら、自分の頭の中で、トイレから花子さんが出てくるシーンや、お父さんの背中に、死んだはずのお母さんがいることが子どもにしか見えないことなどを頭の中で想像できるからです。

 

「怖い話」が本当に伝わったのは、大きい子どもたちだけでしたが、今日の「怪談」は、まずまずの成功でした。

 

次の機会には、稲川淳二ばりに、全員を「こわ~い」と泣かせるぐらい、園長の怖い語りをさらに上達させたいと思っています。(笑)